書肆萬年床光画関係資料室

写真史や撮影技術、カメラ等について研究趣味上のメモ置き場

長崎に関わる写真家・写真師考

twitter上で全国47都道府県の写真家をnoteでまとめている方がいらっしゃったのに触発されて以下の様なコメントを戯れに書いてみました。

 twitterの文字数に制限を受けているので色々説明不足ですし、もっと追加しないといけない方々がいらっしゃるのですが、とりあえずのとっかかりして。

この次に追加するとするなら、地元の出版社から写真集を出版されていたり、長崎をテーマに自費出版をされているような方々になるでしょうか。もちろん出版はされていなくても長崎をベースに出版物を舞台にカメラマンとして活動している方もいらっしゃるし地元の美術界で活動している方々もいらっしゃる。

なにを持って、写真家・写真師とするか、中央での評価をもって基準として良いのか、など考えなければならないことは尽きないのですが、とりあえずのメモとして関連のものをスクラップしておきます。

ここから展開して、元々興味を持っていた戦前の東郷堂の活動と永見徳太郎の年表で空白になっている部分が接続するというマリアージュが発生し、重点的に永見を折っているという次第なのです。

実際問題として思い上がるわけではないのですが、写真史というよりも独立した領域としての写真というジャンルそのものさえ低調となり、また東郷堂という戦前カメラ史の辺境(実際には写真史において特に戦後の名カメラマン達のスタートカメラとして機能したという意味で重要なのにほとんど無視されている)の資料をある程度集めているうえ、これまたある程度地元の郷土史や当時の文学史、また社会史に通じている人間が、さてこの先出てくる可能性を期待するくらいなら、自分がやるしかないよなと思い立ったということなのです。

永見徳太郎については近日中にまとめて、気が向いたらですがWikipediaの記述を修正しようかと。そこから見えてくる、戦後に接続しなかった、あるいは接続はしたのだけれども大文字の「カメラ史」「写真史」からは無視され、しかし実は今なお続いているし、そこを無視したからこそ写真趣味が根無し草になってしまった、そういう領域が見えてくるのでは無いか、そのようなことを考えているのです。

 

 

撮影メモ 20200510

*カメラ:Fake Humanoid(Ukrainen / Black)
*レンズ:Jupiter-12 35/2.8
*フィルム:FOMAPAN 400(expired)
*撮影予定:2020/05/10
*撮影場所:未定
*メモ:ちょっと特殊な経緯で成立した「ライカ」の幻影のさらに解像度の低い複製品という、ある意味物語性は豊かな個体。レンズよりまえに本体の方の動作を確認。

f:id:afcamera:20200510143240j:plain

 

撮影メモ 20200510 / Kiev IIa

*カメラ:Kiev IIa
*レンズ:Jupiter-8 50/2
*フィルム:KODAK Tri-X
*撮影開始:2020/05/10
*撮影場所:未定

メモ:前回の試写から間が開いてしまいましたが、前回はフィルムの装填でミスをしていてほぼ全滅。そういうときに限って調子よく撮れたつもりになっていたりするのがたちの悪いのです。

f:id:afcamera:20200510142822j:plain

 

Log 2020/05 the 1st week

 

 ということで唐突ながら5月の1週目をまとめてみる。

 

01 写真史

「永見徳太郎」関係

 

「 Max Penson」関係

 
「 子どもの科学 / 葉っぱで密着焼きを作る方法」関係

 

「イポリット・バヤールと直接陽画法」関係

 

朝永振一郎」関係

 

02 機材史

 

 

 

「 暗室不要・白昼現像 / 円カメラ / 東郷堂 / 再生フィルム」関係

 

「フィルム最晩期のステレオカメラ」

 
「 2000年後の動き」関係

 

「MINOLTA Dimage RD3000」関係

 

「 オールドレンズ」関係

 
「Retropan 320」関係

 
「カラーとモノクロ雑感」関係

 

03 書籍・映像

 
中平卓馬 (ホンマタカシ監督)『きわめてよいふうけい』」関係

  

 

  

 

04 関連領域

 

 

05 その他

 

06  週の話題

・エアコミケ

 

・NANOTE

 

・演劇界(というより平田オリザ)炎上(涙)

 

 

f:id:afcamera:20200403100732j:plain

「写真」という翻訳語はむしろPhotograph / Photgraphy理解の妨げになっていやしないかと思うことがある。それも年々増えていく。

「写真」とすることで日本写真史が輝いた側面も確かにあるのだけれど、その方面を"最終的に"後押ししたのが土門拳で、その負の側面が70年代には明らかになり、有効期限は80年代までには完全に切れていただろう。

だけれど、90年代半ばからこちら。"写ルンです"は"デジカメ"と"プリクラ"そして"写メール"、今は"インスタグラム"へ。その方面の写真をきちんととらえようとしたものは海外はともかく国内ではみあたらない。

このときの撮影だとは思うけれどもメモの抜けの可能性高し。この前後の撮影には違いなく同種のフェイクなのは確かなのだけれど。

photoworks.hatenablog.com