長田重昭氏旧蔵(推定) マミヤ製 一眼レフ試作機 等についてのレポート(速報版)
※ 以下、今後に向けた個人用の記録用メモとして作成した文章です。推測による記述が非常に多く、内容の正しさについてはこれを「一切」保証しません。
※ Twitterの引用部分には誤字・脱字や、また後から修正された見解がそのまま載っていますが、システムの性質上投稿後の修正ができませんので、それを踏まえて読んでください。
※ (速報版)となっておりますが、今後、記事の内容が拡充されるかは一切未定です。
目次
00.はじまり
01.落札した出品について(概要)
02.MAMIYA製 ハーフサイズ一眼レフ試作機
03.レンズシャッター一眼レフ試作機(プリズマットPH?)
04.レンズシャッターAE機試作機(ELCA?)
05.Mihama-X / 駿河精機の背景
06.雑感
07.捕逸
00.はじまり
2020年7月2日、ヤフオクに「古い カメラ 長田重昭 製作 一眼レフレックスカメラ Tourelle Des Visions 解説 設計図付き アンティーク ビンテージ レトロ」と題されたターレット型のレンズ切り替え式中判カメラが出品されました。
詳細不明、謎のカメラで自筆での解説・設計図付き。既製品を元に改造したマニアによる一点ものかとも思われ、そうであれば確かに珍しくはありますが、その重要性については議論の分かれるところです。
しかし、同じ出品者から、出所を同じくするのだろう機材の出品が続き、次第にその「正体」が浮かび上がっていくにつれ、ざわめきが広がり始めます。
例えば、記録の存在しない一眼レフであるNAGATA FLEX、既成のカメラを元にした加工品と思われるこのあたりまでは、そうはいっても一点ものの文脈でとらえられるモノでしたが…
どうも何らかの試作を思わせる真鍮製カメラが続いたり…
また、LANGFELDという謎のブランド名がつけられた一連のカメラが出品されたりして、そのなかにこれまで存在は知られていても非常に珍しいとされる機種につながるデザインが見いだされたりすることで、一連の出品は「マニアの趣味」から「カメラ史」に接続していくのです。
長田重昭氏、このカメラと繋がるのか~https://t.co/ppzEHanjLX
— YV L 618 (@COVNTRY_EAGLE) 2020年7月7日
Carolに似ている。これも長田氏関係か。https://t.co/mDOv7Sc9S2
— dinosauria123 (@dinosauria123) 2020年7月19日
当然一連のカメラの制作者と思われる長田重昭氏への注目が集まっていきます。
LANGFELDという耳慣れないブランド銘の出典も恐らくこういうことであろうと言う予想が投稿されます。
いま,ヤフオクでは,長田重昭氏関連と思われる試作?カメラ群が話題になっている。一連の出品にある「LANGFELD」銘のカメラって,もしかして「長」「田」をドイツ語?っぽくしてみたものとか?と,ふと思いついた。
— awane-photo.com🔰 (@cvcnet) 2020年7月14日
また、紀元歴とおぼしき年号が使われていることからこのうち数点のカメラについては製作年度が推定され、長田氏がどの世代の方なのかが見えてきます。それは一方ではなぜ今回まとまって流出したのか、という事情につながることでもあります。
そして長田重昭氏がマミヤの関係者であり、長期にわたってカメラ史の最前線にたっておられた技術者であることがわかってきます。
間違いないです。確認しました。長田重昭さんは間宮写真機研究所に所属して1950年代に写真工業にも記事を書いています。見たことの無い仕様のマミヤエルカがセットになっていますが、どうやら長田さんはエルカの開発スタッフ、あるいは責任者です。なんてことだ!
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月7日
首都圏で国会図書館に行ける向き、あるいは写真工業のこの号が手元にある向きは長田さんの執筆記事の載っているこの号をどうかご確認いただきたく…https://t.co/Wg8mdHklTT
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月7日
ほぼ同時期のこちらにもあるようです。https://t.co/X5DE8tnI6Y
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月7日
また、このときの周辺の投稿を眺めていると長田氏と直接の面識があられたと思われる方々のコメントが差し挟まれているのにも気づかされます。
今回の一連の出品は長田重昭氏の旧蔵品と思われ、マミヤ時代に限らずその前後も含めた資料であること、「何らかの事情」でまとめて市場に出たことはほぼ間違いないと思われます。
そして、続々と出品される中に「MAMIYA」銘の、しかしこれまでは知られていなかったり、または知られてはいても市販品とは細部、あるいは大きく全体の異なったカメラが登場したりし始めました。
マミヤの製品化されたなかにこんな中判一眼レフは存在しないのですが、後のRBシリーズへつながっていく流れを感じさせます。
こちらは35mmレンズシャッター機として世界初の露出計連動等を売り文句としたMAMIYA ELCAなのですが、大まかなシルエットは共通ながら、よく見れば一台ごとにはっきり見て取れるほど仕様が違います。もちろん製品版とは大きく異なるものです。
これらは全て本来は社外に出るはずのない試作機なのでしょう。当時の市況を背景に、製品版として世に出るまでに各社内でいかに膨大な検討がされているその実際の姿が読み取れ興味深いのです。
このあたりまでに一連の出品はかなりの注目を集めるようになっており、オークションの終了間際は白熱・高騰することとなりました。
01.落札した出品について(概要)
私も参戦していましたが、何度かの撤退とそのたびに予算を組み替えての再参戦を経て当初の予算を大幅に超えて一つの出品を落札するのが精一杯でした。
私がなんとかかき集められるモノをかき集めて(本来はき出してはいけないモノをはき出して)清水の舞台から飛び降りる覚悟で落札したのが次の出品です。
page.auctions.yahoo.co.jp
一見してなんでもないジャンクカメラの集まりです。私が興味を持ったのは右下のOLYMPUS PEN-Fとの影響関係を感じさせるハーフサイズとおぼしき一眼レフ機でしたが、実は左上のミハマ-Xがかなりの珍品です。
明日には届くだろう先日落札したカメラ。むしろミハマ-Xが一番詳細がわかって、あとのはさっぱり正体がわからない。そもそもマミヤのカメラに詳しくないのでサイドストリーや開発史・裏面史となるともうさっぱり。(なぜそれで落札した😅
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月16日
ミハマX自体が一時は実在するのかと言われたぐらいレアですが(というか出品されたのが市販モデルなのかも不明ですが)、残りのカメラに至っては記録がないですからね。MAMIYAのロゴは入っているとはいえ、どのレベルの試作品だったのか。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月16日
思った以上に(事情を考えれば当然ですが)整備が必要というか、60年代ぐらいから放置されて続けたジャンク相当なので、さてそこをどうするか、と考えあぐねております。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月16日
これらの出品者となった古物商は大まかなカメラの分類はともかく、カメラの来歴や特殊性についてはまったく承知していなかったものと思われます。これも指摘のあるところですが正直なところ、もし一点ごとのていねいな出品であったりしたら、かえって一台あたりの値段が高騰して、私はどれかひとつでさえ落札ができなかったかもしれません。
実のところ私はマミヤの事業について通り一遍の知識でさえ怪しいのです。
そこで、Twitter上でなるべく情報を公開することにして皆様のお力に頼ることにしたのですが、最終的には皆様から大変多くの情報提供や資料のご恵投のご協力を頂くことになりました。
結果、この一セットだけでも、日本の戦後カメラ史の断層の露出したなかなかに興味深いものであることがわかってきます。
というか制作者の手記なりメーカーの資料のなかに記述がない限り、製作年代もあきらかでないこれらはメーカーに所属した技術者が戯れに作った何か以上のもではないとはいえる(いや、このサイズの一眼レフはそれだけですごいだろうとは思うが)
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月17日
というわけで縁あって私の手元に来たこのカメラは、状況から見て長田重昭氏の手によるものである可能性が高く、マミヤの試作機の可能性もあるものですが、現状でのこのカメラへの私のスタンスは以下の通りです。あまりとりうる手がなく先達のお力をお借りしたいところです(終)https://t.co/rCjmKEF3NW
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月18日
最悪の場合、上記のように「なにか面白そうだけれどよくわからない」「ロマンの産物」というあたりが落としどころとなって終わりとなりかねないところもありましたが、幸いにそうならず済みそうなのは、本当にひとえにご協力いただいた方々のおかげです。皆様のご厚意に心より感謝を申し上げます。
02.MAMIYA製 ハーフサイズ一眼レフ試作機
・全体像 / 外観
先日ヤフオクに出ました、マミヤにいらした長田重昭氏の手によるハーフサイズの一眼レフの試作機と思われるカメラ。出がけに取り急ぎこのカメラだけは写真に収めてきたので速報で。何せ時間がなく大変写りが悪いですが、そこはご寛恕を(続 pic.twitter.com/Bguwys4seV— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月18日
業務連絡。マミヤのあれ、本当に一眼レフでした。サイズ感はOLYMPUSのPEN(無論、Fではない)そのもの。動作不安定仕様不可思議にて、近日中にFFの皆様のお知恵お力をお借りしたく。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月16日
実際問題として、実物を確認するまで一見ペンタ部に見える部分がそうではなく、一眼レフではない、という可能性もありました(それはそれで面白かったろうとは思いますが)。
正面。MAMIYA-SEKOR 3.5cm/F2.8の銘がみえます。動作が不安定かつ時間が全くなかったのでなんともいえないのですが実絞りのようです。レンズ下に見えるのが巻き上げレバーです。左手で前に引く形ですね。向かって右側面にシューが見えます。(続) pic.twitter.com/mUYyaOfMci
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月18日
軍艦部。左にフィルムカンター。右にシャッターダイヤル。実はまだ裏蓋があいていないのでシャッターの機構がわかりませんが、速度は一応変化するようです。このダイヤルとNicca IIILを思わせる(恐らく)プリズムのカバーがデザイン的にアクセントとなっています(続 pic.twitter.com/H6EzIVOibo
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月18日
背面と底面です。プリズム横のレバーが裏蓋のろっくではないかと思うのですが、じっくり確認する時間がなく。不具合を起こしている可能性もあります。底面に巻き上げクランクと、恐らく巻き戻し用のボタンかスライドではないかと思いますが、十分確認できず。(続 pic.twitter.com/VLu0Om19p2
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月18日
・裏蓋 / 内部 / フィルム巻き上げ機構 など
長田重昭氏(マミヤ)の手によるハーフサイズの一眼レフの試作機とおぼしきカメラですが、先に書き込んだ通り裏蓋が開きましたので続報を。やはりファインダ横のスライドがロックでした(この構造は初めて見ました)。圧板のテンションがかなり強くかかっており、引き抜くのにはちょっと力が要ります。(続 pic.twitter.com/PMD7LcrGLW
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月19日
興味深い背面です。圧板が本体側につく機種はこのサイズだとありますが、それをあけると覗く開口部がハーフサイズであることをしめし、しかもシャッター幕が金属幕です。…しかし、パトローネの収納スペースは分かりますが、フィルムを巻き取るスペースがありません。どうなっているのでしょうか?(続 pic.twitter.com/6LupW4AYXp
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月19日
左側面に回り込んで筐体内部に巻き取られるようになっています。これはちょっと見たことの無い構造です。(当時のコンパクトやマミヤの同世代機ならあるのかも?)サイズの小ささとフィルムの平面性の保持を両立する為でしょうか?(続 pic.twitter.com/avwk4l3hyD
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月19日
Bでシャッター幕を開けると、予想通り、長辺を軸に横にはねるミラーが確認できます(残念ながらここの動作が不良です)。このサイズで一眼レフを実現するならミラーがこの形になるのは当然で、だからこそ先行するPEN-Fのパテントになにかしら引っかかったのではないかというご指摘が具体性を帯びます(続 pic.twitter.com/LuEROFtGYi
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月19日
このあたり所詮一介のカメラ好きの一人に過ぎない私では全く分かりませんが、その筋の方々ならこの写真でもどの程度のレベルの試作なのかというのは明白なのかも知れません。少なくとも内部はかなり使い込まれた形跡があります。(続 pic.twitter.com/8dDKiEWEAb
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月19日
・レンズ交換式の事実が判明 / マウント周辺部 / ミラー
細切れで申し訳ありません。脇でKievのレンズを交換していて天啓が下りました。一眼レフである以上、ひょっとしてレンズ交換式では無いのか、と。その結果。 pic.twitter.com/RSufif0QpW
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月20日
すさまじくコンパクトなのでその発想がなかったのですが、傍でKievのレンズを入れ換えていて天啓が。そりゃ、この時代でわざわざ一眼レフにするならレンズ交換式を目指しますわな…実絞りになるわけだ。このサイズに連動機構をいれる余地はもうないだろうし…😱
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月20日
極単純なスクリューマウントです。Cマウントかと思えるぐらいに狭い開口部と小さなミラーボックスです。このあと写真を追加します。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月20日
正面。ほとんどCマウント級の狭い開口部に、こんな小さなミラーボックスがあろうかという空間です(Periflex除く)。ミラーにフォーカシングスクリーンが反射し、奥に金属のシャッター幕が見えます。(続 pic.twitter.com/rR5qyALX0d
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月20日
斜め上から。スプリットの入ったスクリーンが見えます。ミラーを動かすバネが劣化したかオイルが粘っているのか、戻りに不具合があります。また、マウントに連動機構は無く、少なくともこの時点ではレンズが実絞りなのが確定です。PEN-F以降を目指した機種としては些か見劣りのする点でしょうか。(終 pic.twitter.com/Ii97NiNEBs
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月20日
・交換用(望遠)レンズの存在
そして、実は一連の出品の最後の方で、予想外の高騰に刺激を受けてなのか本来は出品の予定がなかった(ひょっとしたら処分予定だった)のではないかというモノまで続々と出品され始めます。これらがきちんと本体とセットとして出品されていたら、落札価格はこんなものでは済まなかったでしょう。
それらについてはまたあとで触れますが、Twitter上でおつきあいのある旭コンタックスさんが試作用のパーツとして集められたのではないかと思われるレンズ等をまとめた出品の中に、このカメラのものと思われる交換レンズが含まれていたのに気づかれて一式を落札され、ご厚意で望遠レンズをお譲りいただくことになりました。 改めて御礼申し上げます。
旭コンタックス( @chaso_photo )さんのご厚意により、一連の長田重昭氏旧蔵と思われる出品の一つに含まれていたマミヤ製ハーフサイズ一眼レフ用の交換レンズ(望遠レンズ)をお譲りいただいたので簡易レポートを(続) pic.twitter.com/ylgfCrOmdX
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月27日
スマホのカメラではある程度デジタルズームを用いてもなおパースがついてしまってよい対比になっていないのですが、カスタムKievとの比較。写真の印象より実機は更に一回りコンパクトです。(続 pic.twitter.com/hoiR3qbCX7
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月27日
標準レンズの方がある程度製品版に近いように思われるのに対して、こちらはマウント部の工作といい、試作の色合いの濃いものです。標準レンズには銘板があるのに対して、こちらにはありません。(続 pic.twitter.com/MW7ssvHR8Q
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月27日
近接側に繰り出してこのサイズ。0.7m(70cm)の指標がありますが、実際はもう少し近いように思います。(続 pic.twitter.com/BxLCDwzJV0
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月27日
絞りは動作していますが、外れかけているのか?最小絞りが不規則な形になってしまいます。実絞りですが、開放側では充分ピント合わせが出来ます。(続 pic.twitter.com/K0LnofoOM7
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月27日
・マウント径 / 試写
さて、写真は再掲ですが、このカメラはレンズ交換式であり、マウントはほぼCマウントのサイズです。そこでm4/3機のCマウントアダプターで無理矢理撮れるのではないかと思いつきました。(続 pic.twitter.com/WOFZq1IZtl
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月21日
結論をいえばCマウントよりわずかに小さく、フランジバックは少し長かったのでそのままでは撮影不能でしたが、指で多少浮かせつつ撮ってみたのがこれです。脇にあった先月の日本カメラの表紙と本体と。隙間から光も入り、また軸もズレていますのでお遊び以上のものではありませんが。本日ここまで(終 pic.twitter.com/KdpY7bUYWg
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月21日
・フィルムの装填と機構上の特徴について
実際にフィルムを装填して動作確認をしてみます。十全な状態であるとはいえないカメラを不用意に操作することは故障を引き起こす可能性も高く、注意が必要です。
FFの皆様のご協力により、MAMIYAの実用新案や意匠廊録、また長田氏の特許からこのカメラの素性が浮かび上がりつつありますが、この投稿に関連して、実際にフィルムを装填してみましたのでご報告を。(続 https://t.co/mAPY8MraQd
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月21日
フィルムを装填するとこのような形になります。サイズ感も伝わるかと。(続 pic.twitter.com/TQppFHDC9n
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月21日
フィルムの先端はこのように左側面に隠れているスプールに差し込むことになります。(続 pic.twitter.com/DXjOyrJi0W
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月21日
ただ、このカメラはこのスプールで巻き取っているのではなく、開口部下のこの爪が横にスライドする力でフィルムを押し出すことで送っているらしいのです。よく見ると圧板側にも溝が刻まれています。(続 pic.twitter.com/K96Fz9pfyS
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月21日
このような機構を採用したカメラは他にも例があるというご指摘をいただいています。
フィルムカウンターがきちんと動いていることが確認できました。(続 pic.twitter.com/5s4y2BISA6
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月21日
さて、三・四枚シャッターを切ったところでそれ以上進まなくなってしまい空けてみるとスプールが上手く回転せず、フィルムが巻き取られていませんでした。(続 pic.twitter.com/3Hj0jSU9K2
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月21日
どうもこのスプールは裏蓋底面の爪とかみ合ってロックされたり解除されたりするようで、ひょっとすると巻き上げと連動して動作するのかも知れませんが、今のところはよく分かりません。ちょっと(少なくと裏蓋底面の爪は)不安になる華奢さではあります。(続 pic.twitter.com/RJVbGwAmq0
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月21日
このカメラは機械部分がほぼ覆われており、なかの動作をうかがい知ることが殆ど出来ません。まぁ、これは普段自分が古いカメラばかり見ているせいで、このほうが当たり前なのですが、今後いろいろ確認するにはちょっと壁になってきます。(続 pic.twitter.com/h4AmbxC7tR
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月21日
miffyさんからのご指摘です。
一眼レフ機構を内蔵しながら大きさ(横幅)をペンサイズにしたいと言うのがコンセプトの様ですね。
— miffy (@miffy49807671) 2020年7月21日
巻き上げレバーの位置も苦肉の策と言うか必然だったのですね。戦前に機械工学を修めた人と戦後の合理的設計を学んだ米谷氏との違いが分かりとても興味深いです。
一眼レフでありながら、PEN-Fではなくレンズシャッター機のPENのサイズを目指したというのはありそうです。
・このカメラの関連資料とカメラ史上の位置づけについて / 意匠登録
冒頭で「既製品を元に改造したマニアによる一点ものかとも思われましたが、そうであれば珍しくはありますが、その重要性については議論の分かれるところ」だと書きました。
確かにMAMIYAの銘はありましたが、これが本当に社内の公式な企画として取り組まれたものなのか、当時社員であられた長田氏が個人のプロジェクトに戯れに刻んだもの、という可能性もなくはなかったのです。
しかし、既製品から流用しての改造品という訳でなく新規に作られていること、またその精度から企業のプロジェクトである蓋然性は高まっていました。そしてTLの皆さんのお力で、裏付けとなる公的な文書が発掘されていきます。
意匠登録で輪郭だけですが、右下の図が似てますね。『カメラデザイン登録集』(1981 日本機械デザインセンター )に見つけました。 pic.twitter.com/PHn1VShl1x
— 田浦ボン (@taulabon) 2020年7月20日
素晴らしい。意匠登録していると言う事はこの時点で製品化の意図はあったと言う事ですね。
— miffy (@miffy49807671) 2020年7月20日
ペンF発売の翌年ですから、設計開始は順当に考えてペンF
出現に触発されてと考えられますよね。
手元にオリンパスペンの資料が乏しく考察がおぼつかないのですが、初代ペンがヒットして以降、これを一眼で・・と考えたエンジニアは米谷氏だけではなかった可能性があります。光路はぺンFを下敷きにしたとしても(わかりませんけど)、基本構想はあったはず。1963年にペンは100万台突破してます。
— 田浦ボン (@taulabon) 2020年7月20日
あと、サイズの小ささはそれはもう群を抜いていますが、実絞りであること、レンズ交換ができない(これは試作機故?)ことで、ハーフサイズの流行の収束から市場性がないと判断された可能性もありますね。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月20日
掲載されている情報が少なすぎましたが、足掛かりにでもなれば幸いです。 pic.twitter.com/x43WMh5pGk
— 田浦ボン (@taulabon) 2020年7月20日
特許庁J-platpatで閲覧できますhttps://t.co/gjZy98n7hj
— dinosauria123 (@dinosauria123) 2020年7月20日
— dinosauria123 (@dinosauria123) 2020年7月20日
長田氏の一眼レフ特許類を見ていたらこんなのが。
— dinosauria123 (@dinosauria123) 2020年7月21日
ミラーが横についた一眼レフです。https://t.co/bQwJMDtePT
写真工業1963年12月号に長田氏の特許公告が載っていたので特許庁J-platpatで開いてみました。1/500〜1秒とBの横走りフォーカルということで関係はありそうです。 https://t.co/dPRLTafxmQ pic.twitter.com/P0QSIK5ywr
— 田浦ボン (@taulabon) 2020年7月20日
これまでほとんど世に知られていなかったこのカメラは、確かに市場というカメラ史の表舞台には出てきませんでしたが、しっかりとその足跡を残していたのです。
この前後に鍵アカウントから「このハーフ一眼レフ試作機に使われている擬革は、マミヤオートデラックスII(1962年)などで使われているMの字をかたどった擬革同様」というご指摘をいただいており、このカメラの検討されていた時期の傍証となります。
・旧蔵時の姿を求めて
先ほど「本来は出品の予定がなかったのではないかというモノまで続々と出品され始め」たと書きましたが、それぞれの出品が元々入っていただろうことが読み取れる空き箱や革ケース、予備のパーツなどが出品され始めました。
おお、ありがとうございます。これですか?
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月17日
古い カメラ 空箱マミヤ ミノルタ PETRI など 計8点 ビンテージ アンティーク レトロ https://t.co/XO8OCJpY1N
こうなれば乗りかかった船です。
いずれこれらのカメラはしかるべきところに納めることになるでしょうが、その将来に向けて、できうる限り旧蔵時と思われる姿に近づけておかなければならないという使命感のようなものに駆られて、もうひと踏ん張りすることになります。
取り急ぎ、交換レンズもある程度準備されていたらしいということで、このあたり実用新案や特許を掘れば色々出てくるのかも知れません。乗りかかった船で箱も確保していますが、将来に向けてできる限り旧蔵時の姿に近づけておきたいものです(終https://t.co/GL8hKVw2MV
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月27日
やっぱ自分の関心でしか見られないのであのプリズムとかマガジンとかが中判のほうの試作一眼レフのそれと言う発想に到らなかった。まぁ、なんとかなった。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月28日
ただ、この一眼レフの関連と思われるパーツが同時に出品されていた他のカメラのパーツと一緒になっていたため、恐らくその落札者ではないかと思われる方と競合するなど、予想以上の出費となってしまったのはご愛敬です。
なお競合者様には、ハーフサイズ一眼レフ試作機用以外のパーツは引き渡しますのでもしここをご覧になっておられたらTwitterのDMでご連絡ください。
摩天楼を積み直していると床に近い高さに置いていたDVDの盤面が危険水域なことが発覚したのでこのあたりは明日以降に。 pic.twitter.com/azc6nH2udD
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月30日
この最後の出品のなかに入っていたのは機構の検討用の模型と思われるモノでしたが、ここからこのカメラになるまでいったいどれくらいの過程を経ることになったのか、そして、ここまで至っても市場に出ないことがあるのだということには、物作りの厳しさを思い知らされます。
これでおそらく例のハーフサイズ一眼レフの試作機関連の出品は箱に到るまで全て確保したはず。そう、マミヤの試作機だからじゃなく、カメラ史云々でもなく、初見から、あのカメラの佇まいに惚れてしまったの。そうでなきゃこんなにはね。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月28日
同時進行的に様々なことに取り組んでいるため、どうしても調べるのが遅くなってしまいご紹介いただいた資料の読解もまだまだです。
このカメラの内部は独自の機構の可能性が高いため私ごときで手をつけることは不可能でしょう(むしろやるべきではに)から、ご紹介いただいた資料に目を通し、なんとか一度、試写ぐらいまではたどり着きたいものだと思っています。
03.レンズシャッター一眼レフ試作機(プリズマットPH?)
さて、このセットに含まれていたカメラはあと三台あります。くどいようですが、マミヤについては通り一遍の知識も怪しい私ですので到着時の簡易報告を並べつつ、皆さまからお寄せいただいた見解をまとめておきます。
・外観
明日からはカメラに時間を割けそうもないので、出品に含まれていた他の二機種をざっと載せておきます。まず、謎のレンズシャッター一眼レフ。銘はありません。(続 pic.twitter.com/GVwDPvxm5n
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月22日
ファインダー脇にSAMPLE 4の刻印が。私はMAMIYAの35mm機にほぼ知見がないのですが、この巻き上げクランク周辺のデザインで詳しい方はピンとくるのかもしれません。(続 pic.twitter.com/MfanHUrpZw
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月22日
正面。かなり肩の張ったモデルです。ボディに接点やセルフタイマーなどは一切ありません。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月22日
上部。レンズシャッター機のため、軍艦部もごくシンプルです。この巻き上げレバーで関連モデルに察しのつく方はどうかコメントをお願いします。(続 pic.twitter.com/2fgHfhwSZs
レンズはMAMIYA-SEKOR 48/2.8でSSは1/500まであります。ISOは800までを想定。相当グリスが劣化していると見え、かなり重いです。これ以上壊したくないので触りたくないのが正直なところ。(続 pic.twitter.com/kEdP3bA8hu
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月22日
裏蓋を開けたところ。レンズシャッター機の遮光板と思われるモノが何かはがれて?張り付いています。ちょっと触ったぐらいでは動きません。さて、ミラーボックスのなかがどうなっているやら…(続 pic.twitter.com/fY0uJZvi1j
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月22日
底面側。巻き上げレバーも緩んでいるので整備必須ですが、これもそう簡単に整備に出していいのか悩ましいというパターンです。最初はプリズマットの原型かと思いましたがファミリーの方なのかもしれません。このあたりMAMIYAに詳しい人が見れば、位置づけはすぐわかるのでは…と期待しています。(終 pic.twitter.com/mibScY3ED9
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月22日
・お寄せいただいた見解
おそらくですが、プリズマットPHの試作機かと思います。
— トプ・ガバチョ (@topgabacho) 2020年7月22日
ひょっとすると、PHの廉価版として企画されたけれど、マミヤファミリーとかぶって見送られたものかも知れませんが、年度的には61年以降、64年頃までのものでしょうね。
トプ・ガバチョさんのお見立てに同意します。
— miffy (@miffy49807671) 2020年7月28日
マミヤは早くから35mm一眼レフを発表していたにもかかわらず、プリズマットNPが製品化されたのは61年でした。レンズシャッターのPHと同年の発売で、営業的に高級機で行くのか、中級(大衆)を狙うのかの決断が出来ていなかった様ですね。試作機を見た感じ pic.twitter.com/jJqppXMTKs
ではプリズマットPHの母体の様に見受けられます。トップカバーの高さがあるのは露出計受光部を内蔵したのをバランスするためでしょうか。この個体は輸出専用のV-90ですが、PHと同一の物です。横断面が12角で8角の試作機の外観は別の方にリデザインされたと推察されます。大きさは幅145x肩までの高さ81
— miffy (@miffy49807671) 2020年7月28日
mmです。マミヤファミリーは幅136mmx肩までの高さ76mmです。試作機はどちらに近いでしょうか?
— miffy (@miffy49807671) 2020年7月28日
もう一台の試作機ですが、マミヤⅡからⅢの横断面が紡錘形のボディを使った、最終的にエルカになると思われるコンセプトモデルと推察します。セレン露出計受光部は大きい程安定して耐久性も上がりますから pic.twitter.com/dXqUZWVdRs
当時のレンズシャッター機は他社の物もボディ外に受光部を取り付けていました。その場合前面か平面の方が受光部のフィッティングが良いので、最終的に角型ボディになったのではないでしょうか。
— miffy (@miffy49807671) 2020年7月28日
マミヤⅡと露出計付きメトラの比較画像を添付しますのでご覧ください。 pic.twitter.com/3sEyG6nQkX
巻き上げレバーは,これが似ていますね。
— awane-photo.com🔰 (@cvcnet) 2020年7月22日
「マミヤ35ルビー F2.8」https://t.co/ucCY6pXCex
04.レンズシャッターAE機試作機(ELCA?)
こちらは恐らくELCAの開発初期、それもELCAの銘が定まる前の時点での試作機と思われます。ベースとなっているダイキャストはELCA以前の35mm機のものです。
冒頭で述べたように、ELCAの試作機がまとめて出品されていましたが、本来はこの一台はその筆頭としてまとめられていなければならないものだったのでしょう。
実は別の出品にももう一台試作のELCAが入っていたようで、全てが揃っていれば大変興味深いモノだったろうにと、特にELCAが「世界初」を謳って(誇大なものもあったようですが)市販に至ったカメラであるだけに残念なところです。
世界最初の三元連動カメラ 「電気露出計連動」「距離計連動」「シャッター・セット・フィルム巻上げ連動」のELCA銘以前の試作機となるとそれなりに意義があるか。あの試作機セットを諦めたのが惜しまれる。まさかこないだの支払いが九月に回るとは思いもよらず(地獄への発想)。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月22日
この試作機の時点ではCOLOUR 35という名称で開発が進められていたのでしょうか。当時いよいよカラーネガフィルムの普及が始まっていたという情勢が背景にあったのかもしれません。
・外観
続けて、軍艦部にCOLOUR 35の銘のあるレンズシャッター機。正面のセレンの配置が特徴的でしょうか。マミヤの35mmレンズシャッター機は完全に範疇外なので、これがぱっと見でどの機種と類縁関係にあるのかすら私にはわかりません。マミヤファンのお力添えをいただきたいところです。 (続 pic.twitter.com/D9hFCzdtsq
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月22日
レンズはMAMIYA-SEKOR 5cm/2.8でちょっと長め。SSは1/250でISO(ASA)は400までの設定のようです。(続 pic.twitter.com/J8jevVdVVP
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月22日
裏蓋を開けたところ。レンズはきれいですが、ファインダーは曇っています。巻き上げレバーは動くもののチャージされません。どこか外れているのでしょう。整備必須ですが、さてそうしていいのかは以下同文。同時に出品されたELCA達の同世代機ではあるのでしょうが。先達のお力添えをいただきたく…(終 pic.twitter.com/USlCNXckaF
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月22日
・お寄せいただいた見解
手近な山から開いてみた写真工業1968.1の特許公告。マミヤエルカでフル&ハーフ切り替えの出品がありましたが、それと関係あるのかどうか。 pic.twitter.com/k7nSe2BzBq
— 田浦ボン (@taulabon) 2020年7月18日
製造番号の「0570115」ですが、「1957年の115」と読めないですか? 昭和32年。根拠は「こういうことはよくある」。
— 田浦ボン (@taulabon) 2020年7月23日
05.Mihama-X / 駿河精機の背景
最後に、これはマミヤ製のカメラではないのですが駿河精機のMihama-Xが含まれてしました。先に触れたように珍品と言っていいカメラの一台で、下記にあるように過去の出版物の転載としてでなく、現物の写真がネット上に出たのは今回のオークションが初めてではないかという指摘をいただいたほどです(ただ、すでに詳細は失われていますが、実際には一例ほど中古での出品画像と思われるものがあるようです)。
もう一つ、先の出品に含まれていたのがミハマX(Mihama-X / 駿河精機)。かなりのレア機ということですが、最近は出版された近内一眞氏の『ミハマシックス物語』に目を通していなければ意識できなかったかと思われます。(続 pic.twitter.com/Jko7mIBNLu
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月19日
多分、ネット上に現物の写真が出たのはこれが初めてでは無いかと某ミハマ本著者より…
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月7日
駿河精機とミハマシリーズについてはぜひ近内一眞氏の『ミハマシックス物語』に目を通していただきたいのですが、ミハマの歴史の最終局面になって登場した35mm機である35-AとXの関係には詳細不明な点が色々あったのですけれども、今回の出品の経緯で少なくともMihama-Xは長田氏の手によるものだったのではないかという可能性が浮上したことになります。
1955年のミハマ35-Aから時をおかずに出ており、当時の開発事情からすると驚異的ですが、さらに一見似ているこの二機種にはダイキャストから小さなパーツひとつに至るまで共有がないという(CCN)指摘があり、今回の出品でこちらは長田氏によるODMだったのでは…という経緯が浮かび上がってきます。(続 pic.twitter.com/35zyFY3ejH
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月19日
といってもミハマ(美浜精工業・駿河精機)についてもそのカメラについても私は語るべきものを持っていませんので、興味のあるむきは先頃自費出版された近内一眞氏のこちらをご覧ください。https://t.co/R9URn5IGDE
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月19日
それを踏まえてカメラ・コレクターズ・ニュースの該当号の記事を読み直すと、今となっては確認することはできませんが、粟野幹男はある程度このカメラについて経緯を把握されていたのではないかと思われる節があります。
今回入手したカメラの中ではこのミハマ-Xが一番古いと言うことになるのでしょう。、ファインダーはかなり曇っているものの、このセットの中でこの一台だけは現状のままでも実写可能で、近日中に試してみたいと思っています。
06.雑感
私程度では手に負えないモノ、手に余るモノを勢いに任せて招来してしまった、という思いは正直あります。
広く浅くが信条の私による、せいぜいが表面をなぞった程度のまとめは気合いの入った皆さまからすれば喰い足りないもどかしいものであろうことは、本当に申し訳なく思います。
皆さんから寄せていただいた情報・見解の引用部分はともかく、本人は精々「触ってみた」程度のことしができていないまとめには力不足を痛感します。
また、最初にその姿に魅せられたままの勢いで突っ走りましてそこに公開は全くないのですが、以下に触れるように、市場に出たわけではなく後につながらなかった35mmハーフサイズ一眼レフの試作機よりも、ELCAやプリズマットPHに連なると思われる試作機の方がよりカメラ史としてはより重要なのかもしれません。
ただ、これは貴重だけれど同様の試作機や直前で販売中止になった事例はありふれており、そういう意味で世界初の露出計連動35mm機のELCAにつながるらしい試作機やプリズマットPHにいたると思われる試作機というきちんと浮上した系譜の方がカメラ史としては重要なのかもしれない。 https://t.co/OrWfyl14uN
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月28日
このあたり歴史と伝説のズレというか、歴史研究と歴史小説の姿勢の根本的な違いでもあるだろう。往々にしてロマンをかき立てる細部は歴史の大河からすれば些事で、場合によって木を見て森を見ない事態を引き起こしかねなくもある。歴史上のライカと今の伝説上のそれとの差とかも。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月29日
長田氏の個人ブランドであったろうLANGFELDからCarolなどこれまで知られていた機種への展開や駿河精機との関係など、今回の出品の全体を手がかりに追えるモノ・コトはまだまだたくさんあるのでしょうけれども到底私の手に負えるものではなく、ただ記録だけを留めておきます。
三日ほど修行の旅(虎の穴での強化合宿)に出ていたので反応が遅れましたが、帰りつくと一式が。こんなに丁寧に箱まで準備される方であったのにそれを剥ぎ取られての流布だったかと。…イコンタ確か出てませんでしたかね。そして手元にLANGFELDブランドの痕跡が。さて、中身は何処へ… pic.twitter.com/vhOjZOwSM7
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年7月25日
また、最近のインターネット(特に日本語圏のWorld Wide Web)上にこのような形で情報を置くのがいいのかどうかというのも悩ましいところで、PDFなり冊子なりでワンクッション置くことが必要だったろうかとも思いますが、それをやろうとすると恐らく出せないままになるという予感もあり、Twitter上で追っておられた方には何の新情報もない拍子抜けのまとめで申し訳ないのですが、Twitterの急流ではあとから流れが追いにくく、備忘録として一端まとめさせていただきました。
このカメラ達が、そのポテンシャルを開放するのはもっと先のことになるでしょうが、私の手元に引っかかったのも何かの縁と言うことでご寛恕いただければと思います。
07.捕逸
カメラメーカーとして歴史・実績のあるマミヤですが、途中に倒産を挟んだにしろまとまった書籍が非常に少ないことに驚きました。
以下でも触れられているクラシックカメラ専科の特集号やカメラ新書の作ぐらいしか思いつかないのが現状です。
かつての四畳半メーカーに限らず、むしろ今でも活躍するようなメーカーでもよほどの大メーカー以外ではなかなかこういうモノは社内はともかく社外に向けてはまとまらないモノなのかもしれません。
90年代~00年代頃のネットであればもう少し記述もあったかもしれませんが、当時の頁はそのころの主要サービスが終了したことで大量に消滅しています。
awane-photo.com🔰 (@cvcnet)さんがいくつか参考となるサイト(Internet Archive上ですが)を紹介してくださっているので最後に引いておきます。
中判カメラなら,中判カメラ関係のムックがある程度はカバーしていますが,マミヤの35mm判カメラというと,専科でなければ,せいぜいカメラショーか年鑑かな,と。
— awane-photo.com🔰 (@cvcnet) 2020年7月23日
公式サイトが消えているのが,ちょっと寂しいですね。
Internet Archivesに残っている,「マミヤの歴史」です。https://t.co/8S6IXVVsWZ
— awane-photo.com🔰 (@cvcnet) 2020年7月25日
このサイト,Flashが使いまくられていたせいか,Internet Archivesからの拾い出しが,スムースではなく。
また,画像データがほとんど拾われていないのが惜しい。
マミヤOPのWebサイトにあった,カメラ博物館の「年代別index」。https://t.co/KcWfrkQa4U
— awane-photo.com🔰 (@cvcnet) 2020年7月25日
同「ジャンル別index」https://t.co/eMMOLftL5a
— awane-photo.com🔰 (@cvcnet) 2020年7月25日
たくさんの知見を寄せていただいたみなさま、本当にありがとうございました。 改めて心より感謝を申し上げます。
撮影メモ 20200712
*カメラ:Kiev-4a(Custom Paint)
*レンズ:Helios-103 53/1.9
*フィルム:ILFORD XP-2
*撮影開始:2020/07/12
*撮影場所:市街地周辺
メモ:ロシアから届いたカスタムKiev(先行試作機・試用分)のテスト。Kievとはまだ十分に「友達になった」という感覚はないのだけれど、届いたからには使わなければとおっかなびっくりフィルムを詰めるなど。
写真集紹介コンテスト「 #あなたの一押し写真集 」全エントリー紹介
5月15日から6月5日にかけてツイッター上で「 #あなたの一押し写真集」という写真集紹介コンテストを開催しました。
写真集紹介コンテストを開催します!告知&概要【 写真本選書企画 その2 】|https://t.co/ogbIDcO5QT
— はいあたん@なんかいつでも忙しい (@haia_i) 2020年5月15日
「 #あなたの一押し写真集 」という、写真集を140字以内で紹介するコンテストを開催します!概要はこちらになります!ぜひご覧ください&気軽にご参加ください!
当初の期間(5月27日まで)の終了間際にエントリーが増えてきたので受付期間を延長したのですが、予想を遙かにこえるご投稿をいただきました。本当にありがとうございました。
昨日でエントリー期間が終了しましたので取り急ぎ全エントリーをまとめます。基本的にご恵投をいただいた順です。
なお、審査対象とするにはレギュレーションに従ったものである必要がありますが、TL上の投稿を見てタグを使っていただいた投稿もあり、企画の意図を鑑みて幅広く収録しています。
追記(2020/06/07)
再チェックして5冊の抜けを追加しました。申し訳ないです。特に5月31日ごろに投稿されたものを拾い損ねていたようで。あと、エントリーの終了直前。確認不足をお詫びいたします。きちんと管理できないのでこちらのコメント欄は閉じているので、他に抜けがあったらtwitterの方で教えていただければ幸いです。
追記(2020/06/08)
ご連絡をいただいて2冊を追加しました。6月4日・5日分です。まだ抜けがありましたら本当に申し訳ありません(汗)
当初予定:5月15日~5月27日までのエントリー
川内倫子『the eyes, the ears』
— はいあたん@なんかいつでも忙しい (@haia_i) 2020年5月15日
10年前、古本屋の軒先で出あった写真集。ページをめくるたびに、視点を変えるだけで日常がこんなにも美しく見えること、そして、そこには生と死が絶えず離れずにいることを理解させられたようで、淡く、それでいて強い写真に出会えた一冊。#あなたの一押し写真集
「okinawan portraits 2010-2012」石川竜一。
— brazil (@brazilsan) 2020年5月15日
沖縄に住んでいて感じるのは沖縄への印象に対する違和感だ。
この本はその違和感を打ち砕いてくれた。「本当の沖縄」が写っていると強く感じた。
同時に、撮影者の生存への強い意識が写り込む。生の輝きと死の影を写した沖縄。
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/KmLPPAmUZ4
「野の花」と聞いて何を思い浮かべますか? この写真集にはマイエロヴィッツの日常の光景の中を通り過ぎていく「野の花」が、ニューカラーの作家らしい素朴かつ斬新な視点で切り取られています。コンセプトも明快で写真を見るのも撮るのも好きにならずにはいられない一冊です。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/oVwHpf8f85
— うちばやししゅん (@Shun_Ucibayashi) 2020年5月15日
『BERLIN』橋口譲二
— 田浦ボン (@taulabon) 2020年5月17日
作者得意の真正面から個人と向き合う仕事ではなく、ここでは街そのものを慈しむように撮っているが、やはり根底にあるのは人とその営みへの興味である。現地で中古のローライ二眼レフを衝動的に買って臨んだという話も良い。とにかくプリントが美しい。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/8YWzMcQ7gU
#あなたの一押し写真集
— 真夜中 (@cqjohnberger) 2020年5月17日
藤岡亜弥さんの『川はゆく』
よく知られた広島を舞台とした写真集で、現在と過去ー原爆の記憶ーを同時に映し出す。記憶と共存する(せざるをえない)町の現在を写すその写真には瑞々しさ、ユーモア、哀しみが散りばめられ、何かを見れば何かを思い出す現実の記録。素晴らしい。 pic.twitter.com/Zrx1WMnL4U
#あなたの一押し写真集
— noi (@noi24249450) 2020年5月17日
牛腸茂雄 作集集成
※持ってません。いつか読みたいという願いを込めて。 pic.twitter.com/ESxszGgoEd
奥山由之:「Girl」
— たっち[日月裕太] (@yuta_tachimori) 2020年5月17日
夢の中のイメージ。時間軸があやふやで僅かに抽象的な構成。普段私自身が感じている夢のイメージに近かった。夢にしては少し作為的な構成ではあったが、時間の概念を添えて夢を手段として撮影していくのも良いかなと思えるきっかけを与えてくれた一冊。#あなたの一押し写真集
所幸則『うさぎガールと黒縁眼鏡』
— ∀M∀ZIHSI !ɥsoɹ!H📷MOUNT_ZINE(87)にて_街が輝く瞬間_取り扱い中 (@taku3boku3) 2020年5月17日
ちょうど3年前に展示を拝見し、その場で購入した写真集。父が娘と過ごす時間、その短いひとときが時間の流れごと1枚の写真に閉じ込められている。美しい「時間」の記録。ブレによってうまく抽象化され、見る者が感情移入しやすくなっている。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Zp7I0VrAL1
好きなのは鈴木清「修羅の圏」。もうモノがないから、オススメというのとは違う。砂守勝巳「漂う島とまる水」の方がオススメできる。表現というより、ある種の業みたいな、生きてきた痕跡みたいな写真が自分は好きなんだと思います。砂守さんは丸木美術館でも展示があるし。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Gu93raeqPG
— ひるたオブジョイトイ(公式) (@Nagune99) 2020年5月18日
diane arbus
— すほい@エアコミケお疲れ様でした (@gasdf155) 2020年5月18日
双子の写真でお馴染みのダイアンアーバス
表層的な美よりも内面を重視し、社会的マイノリティな人々を撮影したドキュメンタリーフォトのさきがけ
人を撮ることの意味を問いかけてくれる#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/vB6AtIRfM2
東京エデン 内山英明
— すほい@エアコミケお疲れ様でした (@gasdf155) 2020年5月18日
パトレイバー劇場版を彷彿とさせるかのような写真集
街の意思をもつかのような自己増殖と人の無機質なシルエットが対比されてて、奇妙なディストピアを醸し出してる。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/SfzaLmXvRT
『東京は、秋』荒木経惟+陽子
— yas_tak (@yas_tak) 2020年5月18日
電通を辞めて写真家としての人生を歩み始めた頃のアラーキーがバケペンに55mmをつけて東京を撮り歩いたスナップの数々を、陽子さんとともに眺めながらおしゃべり。写真の見方見せ方のあらゆるものが詰まっている。この筑摩書房版が一番見やすい。
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/344VJYv2HD
チロ愛死 荒木経惟
— すほい@エアコミケお疲れ様でした (@gasdf155) 2020年5月18日
アラーキーの愛猫チロが22歳で他界するまでの数ヵ月とその後の数ヵ月を綴った写真集
チロが亡くなった後、空の写真を撮り続けるアラーキーが切ない。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/6BHNF7puDt
偽景 菊地一郎
— すほい@エアコミケお疲れ様でした (@gasdf155) 2020年5月18日
人が作り上げたカオスな風景
そういう場所は全国至る所に存在してて、日常の違和感として顕在している。それらを写真作品に昇華することで、新たな日本を作り上げているかのようである#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/wc7H3ny7mJ
長島有里枝 『SWISS』
— くまま。 (@iamkumapoyo) 2020年5月19日
「近くにいるほど 正体がみえない。それは温度であり 時間だからなのか」懐かしくも穏やかな花の写真と綴られた言葉が胸に響く。日常で生まれる感情や近しかったはずの人への想い、それらを重ね写すという行為。まるで自分の日記のような向き合える一冊。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/rJ7hi5bdvm
#あなたの一押し写真集
— タツタ (@T28Tb) 2020年5月19日
ある人にとっては特別な行為
ある人にとっては日常に溶け込んだ当たり前の行為。
西海岸のどこかの街のパークでスケートに興じる子供達の笑顔を写した写真が印象的だった。
日常に溶け込んだアメリカのスケートカルチャーシーンを見ることの出来る一冊 pic.twitter.com/BDMCMkM8cz
山本一「かさねいろ」
— 柊二☆ (@shuji_acure) 2020年5月19日
日本人の本能の感性としか言いようのない色の「かさね」
言葉では表しきれない繊細な色同士が重なることで発する精神の高揚の発露が垣間見える
印刷ではなくプリントで見たくなる写真の数々#あなたの一押し写真集
SAPEURS
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年5月20日
一瞬で目を奪われた。埃っぽい街路を颯爽と向かってくるピンクのスーツに身を包む紳士!何だ?!表紙で既に完成している。内戦の続いたコンゴで年収の数十倍のハイファッションに身を包みエレガンスに生きる"サプール"達のドラマ。ドキュメンタリー的な読み応えも充分。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/pShQMEn2DM
篠山紀信と28人のおんなたち
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年5月21日
デカァァいッ説明不要!忘れられたグラフ誌サイズの力、思い知るがいい。ときに見開きで展開するのはあるいは接写し、歪み、演出された見慣れぬ人体の衝撃。作品が求める判型があるのだ。若き篠山の熱量に溢れた一作。実は市場価格も安くてお薦め!#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/X5WWseeRRO
#あなたの一押し写真集
— 月琴 (@cano_penta) 2020年5月21日
木村伊兵衛の「パリ」
まだ試作のカラーフィルムで、パリの街をスナップの名手木村伊兵衛さんが撮って行く。
まだ綺麗で無かったパリや、人々と馴染みながら撮ったり。
淡い描写のコンコルド広場のカットは大好きです。
古城や廃修道院といった西洋の恐怖スポットを赤外線フィルムを使ってパッケージした写真集。
— タツタ (@T28Tb) 2020年5月21日
幽霊が映っているわけではないが怖く不気味。
温さも冷たさも削がれた仕上がりのせいか、名状し難い何かの存在を写真の向こうに感じる。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/6IjwpT6HvY
本橋成一『上野駅の幕間』
— yas_tak (@yas_tak) 2020年5月21日
携帯電話もネットもなく地方と東京とは今の海外よりも遠かった頃、東北-東京の玄関口であった上野駅が背負っていた思いとはどれほどものだったか。創立100周年を迎えていた1980年代初頭の上野駅の様子を記録した傑作ドキュメンタリー。新旧あり。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/vgdmPRyUyM
中野正貴さんの「TOKYO NO BODY」
— きかな (@kikana_kinaka) 2020年5月21日
人間がいない静寂の大都会
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/RPu1GVo2xw
『すべて写真になる日まで』
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年5月21日
"ピッカリコニカ"との出会いがダムの計画に揺れる故郷の姿を目の当たりにした一人の媼を写真家にした。彼女が亡くなったとき村の全てを写しこもうと願った10万枚のカットと600冊のアルバムが残されていた。その写真の暖かさ。「写真は残る有難し」。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/k1Z4frivQf
#あなたの一押し写真集
— SARD (@pressoo1500) 2020年5月22日
ルーク・オザワさんのJETLINERだな
この方の航空写真は素晴らしすぎて言葉どころか息をするのも忘れる pic.twitter.com/Qzq6eMUipY
ストリートスナップ好きの皆様は、FanHo氏の写真集を入手されることをお勧めします。
— ETO (@eto_silversalt) 2020年5月22日
ストリートスナップの撮り方に関して、大きな影響を受けた写真家です。
最高ですよ。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/oMQyNsdeem
すでに紹介されてた。本当におススメです。綺麗なお姉さんやアートな写真も良いですが、何よりも写真は原点としてこうあるべきだなぁと感じます。日々の消えていく記憶や風景を残すのに機材も腕も関係ないのです。しかし本の中で確実に腕は上がっている。とりあえず必見。#あなたの一押し写真集 https://t.co/yKUpk3OQue
— isasaka@写真販売中 (@isasasaka) 2020年5月22日
「世界のキッチンから/高橋ヨーコ」あの清涼飲料水ブランドの取材写真集。12年間18ヶ国にわたる記録が纏められている。各国のまちの様子、風景、食材、料理、家族、いろいろなものが詰め込まれている。旅をしたくなる、また飲みたくなる一冊。
— 神山六人(デブを忘れるな) (@1236_dominion) 2020年5月22日
美術出版社、2019.8.31発行。 #あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/BlSRhDnaVK
石内都「APARTMENT」一戸建て室内芸の通過点。光に寄り添い、影を投げるその様は鮮やか。ページ配分がリピート拝見率を上げてくれてるところが目に嬉しい。好きな一冊…#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/e4lrRvxnNL
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月22日
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/4nnWNuWnBY
— kouichi morimoto (@kou_1com) 2020年5月22日
「水曜どうでしょう写真集No.2」嬉野Dが紙からこだわってつくり、ネガではなくプリントからデータを起こしてまとめた分厚い一冊。その時の空気を閉じ込めたという点で、右に出るものがない作品であろう。
— れんげ (@rotus_photo) 2020年5月22日
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/NQmU2AvQO1
いわゆる赤線地帯の女たちを撮ったフォトエッセイ。女性が女性の世界に潜入することでしか見えてこない、ある種可視化がタブーとされていた世界の実態と問題が浮かび上がる。文章も生き生きとしていて、国会図書館で一気に読んでしまった。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Uxyb9wOk4s
— うちばやししゅん (@Shun_Ucibayashi) 2020年5月22日
John Ibson『Picturing Men-A Century of Male Relationships in Everyday American Photography』(2002)。論文です。写真の研究や制作に興味を持つきっかけになった本。米国における男性同士の関係や絆がどのように撮られたのかまたその意味や効果について論じてる。尊いです。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/wWYRUQoVoQ
— trkn (@Isbn978_gst) 2020年5月22日
ダイアンアーバス作品集
— hyperneko(タシロユウキ) (@hyperneko_X) 2020年5月22日
ここには米国がある。私達日本人にとって、曖昧で、アイコンで、永遠の憧れで、世界で2番目位に知っているけど、何も知らない国がある。
60~70年代の真っ直ぐな空虚、虚栄、豪奢、寂寞がある。見開きの左頁の空白が一層、歪みに拍車を掛ける。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/O4hJgrXi8g
Alec Soth/Looking for love 1996
— atsushisaito (@atsushisaito) 2020年5月22日
20代のまだ何者でもなかった青年が、生きる糧として幸せな家族の記念写真をラボで現像する傍ら制作された作品。ソスの作品に象徴される孤独という鍵を読み解く重要な作品でもあり、誰もが共感できる愛への渇望が苦しいほどに感じられる名作#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/CLB8exyv9C
『Window Scape 窓のふるまい学』
— はいあたん@なんかいつでも忙しい (@haia_i) 2020年5月22日
東工大手塚研が贈る世界各国の窓の調査書は、全ての営みに存在する窓を美しく切り取った写真集とも言えるだろう。
一枚の写真から窓の使い方が透けて見えてくるのは実に愉快であり、自分の窓との関わりを見返す助けとなるだろう。
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/0zchS7YZHS
#あなたの一押し写真集
— 田んぼのヴィレッジ (@ktmr0806) 2020年5月22日
SAPEURS - Gentlemen of Bacongo
2015年に出てすぐ購入し、2020年にもう一冊買いました。本の帯にある「エレガンスこそすべて。」という言葉に惹かれました。瓦礫の中、ド派手なスーツをビシッと着こなす写真が好きです。好きなことを信念を持って貫き通す姿、憧れます! pic.twitter.com/F1IY8bBB19
「青べかの消えた街」秋山武雄
— 乙城蒼无(Otusiro, Aomu) (@aomu) 2020年5月22日
1954年、17歳の時に漁師町だった浦安に惹かれ、自転車で浅草橋の自宅から1時間かけて通い、その後15年にわたり撮り続けられた、今や失われた浦安の街並みや人々の生活の記録。スナップ名手の秋山氏の下地が磨き上げられた時期の作品群でもある。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/zIrQTsiyHz
王道ですが、この一冊『The Best of HELMUT NEWTON』をチョイス。初めて見たのは10代の頃。ちょうどジェンダーに興味を持った時期。彼の作品は当時、タブーとされていた男装をした女性だったり、力強い女性像の姿など…写真に感情はなく、ただ堂々した雰囲気に惹かれた。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/zKUwNtfsfu
— アシャリフ•エリカ (@Alsharif_Elika) 2020年5月22日
『TOPコレクション 平成をスクロールする』
— titellied (@titellied) 2020年5月22日
17年に開催された、都写美開館20周年記念展の図録。日常の不確かさと、非日常の生々しさ。この目で見ているはずの世界が揺らいでいく、「平成」の空気感を真空パックしたような1冊です。これが1527円で買えるなんて良いんですか?! #あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/lAixXLSkgd
ロバート ・ケネディの棺を載せた葬儀列車を見送る人々の姿を、その列車の中から。人、人、人、その多様さ。皆、向こう側にいる。速度で横に流れるイメージ。僕はロバート ・フランクの道の感覚よりもこの沿線のシークエンスに見出されるアメリカが大好きだ。
— きのした (@kinopitasai) 2020年5月22日
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/YgHihFvpNG
「Tokyo-Yokosuka 1976-1983」Greg Girard
— 乙城蒼无(Otusiro, Aomu) (@aomu) 2020年5月22日
昭和50年代の東京と横須賀の濃密な雰囲気を、カナダ人写真家が撮影した作品群。40年前の日本だが、懐かしいよりも異なる国のようにすら感じる。歌舞伎町など新宿近辺の、当時の空気を封じ込めたような鮮烈なカラー写真には息を呑む。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/u9jkz9Fui7
1909年に17歳で移民としてブラジルに渡り99年に当地で没した大原治雄。農園生活のスナップも静物も素晴らしいが、この作家の本質は技術の云々よりも、この地で生きたことの喜びが全ての作品に通底していることだろう。プロではないアマチュア写真家だからこその最高の作品集。 #あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/QssOJ55SXG
— 久馬 衛 (@John_Munchkin) 2020年5月22日
いろいろありすぎて、えいやっとこれを。
— 長谷川 (@aki0816) 2020年5月22日
尾仲さんのです。
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/6Oh3DJymi1
ハービー・山口/HOPE 空、青くなる
— isasaka@写真販売中 (@isasasaka) 2020年5月23日
最高の写真家が道行く人々を捉えた写真集。最大の特徴はネガティブな要素が一切無い事。きっと優しいトーンの写真と同じように、優しい眼差しで撮影したのだろうと感じる作品群。笑顔や希望に溢れた、間違いなくポジティブになれる最高の一冊#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/M4EEyhF8J9
#あなたの一押し写真集
— kz_muroi (@kz_muroi) 2020年5月23日
これ見かけてからずっと気になっていたけど、前から言ってる「写真よさようなら」や「新宿」じゃメジャーすぎるよなと。
じゃあ俺がスナップに興味を持つきっかけとなった吉野英理香の「ラジオのように」を。
「あれ?スナップって面白いかも?」ていう思わせてくれた写真集。 pic.twitter.com/J4BYmU52N8
加藤嶺夫「東京 消えた街角」
— kz_muroi (@kz_muroi) 2020年5月23日
月日の流れに合わせて読者をどんどん深く魅了していく写真集。
写っているのはそこにあったリアルのみ。
その時代を生きていなくても見入ってしまう。
技術や表現を超越するリアルな写真が好きだ。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/xByZSIO2cl
#あなたの一押し写真集
— ハマチャン@YouTuber 写真虎の穴 ハマチャンネル (@hamaxphoto) 2020年5月23日
川内倫子
ILLUMINANCE
柔らかくフワッとしているようで、心の芯にずっしりと響いて来る、イメージの対比と連鎖。自らの思考と魂を揺さぶられる一冊。
色々な物を観たい、生きる事を大切にしたいと気付かされる本です。 pic.twitter.com/6iK3j1ckzD
「釜ヶ崎」井上青龍/危険地帯が危険地帯らしかった頃の教科書に載らない姿。1年間シャッターを切らずカメラを首に下げるだけのドヤ暮らし。そこから撮りあげ25年後完成。東淵修の言葉も生々しく、テクニックではなく人間のヒリヒリ感をダイレクトに伝えることに成功している。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/FDN3svzccK
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月23日
「march」奥山由之/ジャンルの死角を居合い抜く新鮮なテンポ作り。モニター越しではなく紙で、展示で活きるのが 彼の写真。所々に細やかな遊び心もあって、さじ加減の妙が楽しめる。持って嬉しい観て楽しいと感じさせてくれる一冊。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/mxhhdlBiDD
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月23日
『iichiko design 2017』
— ∀M∀ZIHSI !ɥsoɹ!H📷MOUNT_ZINE(87)にて_街が輝く瞬間_取り扱い中 (@taku3boku3) 2020年5月23日
iichiko design展 2017 OMIYAの会場で無料配布されていた図録(367ページ)。麦焼酎「いいちこ」の大型ポスターをはじめとした関連作品を収録。さりげなく配置された商品と合わせてその作品世界を表現しており、写真集としても十分楽しむことができます。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Bd3KCIBtkl
鈴木陽介「BLACK」
— きのした (@kinopitasai) 2020年5月23日
ベッヒャーと比するか?いや、ブロスフェルト?
違う違う、佐内正史の「ラレー」とか。
本当は、最初に脳裏に浮かんだのは超ひも理論。その可視化。
約200頁、全部、これ。
連続でみると、量子論的な振動の印象だった。
いや、ただのベ○ースター。うわ
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/QZpwgJUFez
「死体のある20の風景」伊島薫/ポートレートの落とし所の付加価値にエレガントな死臭を添えてグイグイ目に焼き付けてくれる優秀作。被写体もまた腕の見せ所。俳優陣の個性もまた楽しい。痛みと美しさ。 いぶし銀の伊島写真である。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/SAdozS5KWW
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月23日
蒼井優「トラベルサンド」写真:高橋ヨーコ
— isasaka@写真販売中 (@isasasaka) 2020年5月23日
透明感という表現がピッタリではないかと思います。広大なアメリカで、美しい光の中、十代最後のすっぴんで自然体な女性をプライベート感満載で撮影。フィルムで撮られた写真は今の流行にもマッチ。二人のファンでなくても楽しめる一冊#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/c2gvBMw8p9
「夢を跳ぶ。寺島武志、セパタクローに生きる」高須力
— solaris*@bop 神奈川/都学連サッカー写真 (@bopsoccer) 2020年5月23日
メジャーとは言えない競技で戦う選手を追うドキュメンタリー。身体の美しさ、競技にかけるひたむきさ、家族をもち幸福を追求する生き様が生々しく描かれると同時に、その人生と向き合う写真家の覚悟が感じられる。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/QyU2brkqLi
出来たてほやほやだけど推さずにはいられない!写真家は当時21歳。個人的には隠しテーマに「アメリカ」があって、そこから近代化する東京を捉えていると読みました。知られざる、興味津々な写真家の登場です。きっと一度見たら深掘りしたくなります!
— うちばやししゅん (@Shun_Ucibayashi) 2020年5月23日
森岡書店刊。#あなたの一押し写真集 #伊藤昊 pic.twitter.com/IWrDqUwqQE
『The First Picture Book - Everyday Things for Babies』Edward Steichen
— yas_tak (@yas_tak) 2020年5月23日
スタイケンが「おじいちゃん、かわいい孫のために写真集を作る気ない?」という娘のリクエストに応えて作成。子供が日々目にするものを美しいモノクロ写真で。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/2Nc8RB37Y9
「CO-COという名のカメラ店」帆足 侊兀、小柳誠一、藤島廣一
— 乙城蒼无(Otusiro, Aomu) (@aomu) 2020年5月24日
1972年オープンの銀一のサロンショップCO-CO(現在のとは別)が、74年から80年までアサヒカメラに連載した当時の銀一コレクション紹介の広告をまとめた写真集。モノクロの陰影に写し撮られた名機珍機は一見に値する。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/LD6cnzSSDU
#あなたの一押し写真集
— 宗幸 (@muneyuki1942) 2020年5月24日
暗い空、吹雪、そして時に晴れ、そして夜の雪の降る音、除雪車の音、もはや日々を過ごしていない私の津軽にいた時の思い出の奥底にはそんな風景がいつも思い出せる。重みを感じる写真達。僕のすべての写真撮影の基本はそこにある気がするそしてそのことを思い起こさせる写真。 pic.twitter.com/e2Cb8tpvqW
#あなたの一押し写真集
— 宗幸 (@muneyuki1942) 2020年5月24日
ヴィヴィアンメイヤー
作品を明らかにするのではない、発表するのではない自身の存在証明、自分自らの衝動に意味を持たせるための写真。そこにはなにか得体のしれない力を感じる時がある。そんなことを再認識させるある意味四角の折り目の正しい写真。 pic.twitter.com/GYwnfRK4dY
森栄喜「intimacy」
— カイチ (@Kaichi_SA) 2020年5月24日
同性の恋人や友人たちとの何気ない日常を、ストレートかつハートフルにまとめられた写真集。誰かを愛おしく思う気持ちに、性は関係ないことを気づかせてくれた作品です。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/ZbUmXuukfX
「写真特急便」北島敬三/脈打つ街をカメラで吸い取り即フィルム現像、壁に貼り付けた印画紙に焼き付けバケツで現像液バシャバシャよろしく即定着。写真行為の仕上がりのまま展示、客入れという筋肉隆々のアイデア。その迫力ずば抜けている。定着液の酸っぱい香りが届くはずだ。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/pGqhI7mi2F
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月24日
「オススメの写真集:「世界劇場」川田喜久治」https://t.co/wxiZhb0pyu
— ちげん@写真ノ記録 (@jigenm_) 2020年5月24日
この人の写真は全般に、普通にカメラを構えて直感的にシャッターを切るという行為をそもそもしなかった人です。
今はInstagramで毎日のように写真を更新されており、直感的な写真を撮影されている,,,#あなたの一押し写真集
後藤田三朗『写真機無音』
— yas_tak (@yas_tak) 2020年5月25日
圧倒的集中力と瞬発力とでものにしたスナップ写真の数々。単なるシャッタチャンスを超えたショットを連発している。決定的瞬間ではなく眼前の光景のちょっと先を予測しながらシャッタを切っているのがわかる。名作。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/MhVfk2PNJF
「3」荒木経惟/'71年7月7日に青学会館で結婚式を挙げた経惟と陽子。その挙式、披露宴でのスナップ集。いつもおどけいる荒木さんがいつになく神妙な面持ちに見ているこちらも緊張してくる。余興は新婦のヌードスライドショーという思い切った内容。アラーキーらしい記録。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/LKqGB4d47O
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月25日
『Hiromix works』HIROMIX
— 田浦ボン (@taulabon) 2020年5月25日
ポップ音楽にまつわる写真において「HIROMIX以後」という潮目を作った彼女の仕事を年代順にまとめた分厚い本だが、出版時はまだ24歳である。初めはピンボケやブレが目立つものの、それは機材が彼女に追いついていないだけで、最初から写真は上手い。 #あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/V8TCbF8hHD
『THE MOMENT OF TRUTH BARBEE BOYS』
— 田浦ボン (@taulabon) 2020年5月25日
三浦憲治撮影のラストツアーライブ写真をメインに過去のアルバムやグッズなどの資料も掲載。個人的な話、ライブ写真を仕事にする決心をつけてくれたバイブルのような本。数え切れないほど開いたので表紙の箔はかすれ、ページも外れている。 #あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/uvo8NJluoM
高橋恭司の「Takahashi KyojI」(1996年)
— ぺーぱー (@paper0297) 2020年5月25日
古書店で購入して装丁が傷んでるけどいまだに大好きです。
一枚だけ地元の写真が載っていてなんだかうれしい。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Fuwx7HvIST
北井一夫『おてんき』
— yas_tak (@yas_tak) 2020年5月25日
左にテキスト/右に生き物の写真。自然写真をモノクロでというのは相当難易度が高い(野生動物は擬態しているから)がそこは作者の技量、色ではなくトーンを捉えて見事に画にしている…などという野暮は話は抜きで楽しみたい、心温まる異色の歳時記。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/ovJHiW9ziI
Miroslav Tichy
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年5月26日
若き芸術家の運命は共産政権下で狂う。本当に精神を病んだのかは不明だが彼はアウトサイダーとして生きた。浮浪者同然の彼の手にはゴミ製の「カメラ」一台。それを彼は「女体」に向ける。それが撮影可能と思うものはいなかったのだ。白昼夢のような窃視の記録。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/XK7yOnt6ef
Comrades & Cameras
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年5月26日
『同志とカメラ』と訳すべきか。無論「同志」は左翼用語のソレ。民主化後のラトビアで開催された周辺ソ連構成国含む写真作品の展示の図録で中は拍子抜けするぐらい穏当に地域の生活に根ざしたもの。題と表紙のインパクトの勝利でむしろその落差を狙ったか。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/gjiuANCJpC
「オススメの写真集:「東海道」林忠彦」https://t.co/eTPixhh3Ka#あなたの一押し写真集
— ちげん@写真ノ記録 (@jigenm_) 2020年5月26日
この写真集を改めて見て思ったのは、昔の写真集だよなあということです。
この当時はとにかくカラーは135のポジフィルムを使っている人が多くて、その画質を善し悪し云々以前に味として捉えていた、,,,
「INOSE Kou」猪瀬光/闇が飛び込んでくる、言葉が通用しない、この説得力。岩宮武二は猪瀬の写真を見て「負けた」、と。その岩宮の弱音を真横で聞いていた井上青龍は教え子猪瀬に嫉妬したという。暗室の名手有元伸也ですら、どう焼いているんだろう、と。恐ろしいんです。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/dQNqy5UP4I
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月26日
#あなたの一押し写真集
— タツタ (@T28Tb) 2020年5月26日
死ぬまでに観ておきたいかっつーと、そうでもない。
ただ知らずに死ぬのは勿体ない。
この1001枚の写真を観ていて私は「この写真達にどうしたら勝てるのだろうか」と考える。
30年以上前に撮られたアフガンの少女の眼差しが頭から離れず、見つからない答えを求め迷う。 pic.twitter.com/rtUrOUqz5P
橋本塁『SOUND SHOOTER』
— Kaori (@Kaori08770356) 2020年5月26日
写真からライブの熱気が伝わってきて、今にもそこから音が飛び出してきそう。塁さんの写真にはそんな迫力がある。ライブの一瞬がぎゅっと写真に詰め込まれている。ライブハウスに行きたくてもいけない今だからこそ必要な一冊。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/5pdPwxBtf1
笠井爾示「波珠」(2001年)
— ぺーぱー (@paper0297) 2020年5月26日
プリントが貼ってあるケースの手作り感がたまらなく好き。
写真は人物も風景もエロい。
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/hAmHwn8xlB
MASAHISA FUKASE
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年5月26日
深瀬昌久を知っていた。ただしそれは過去として、既に写真史の一項目として評価ごと丸呑みにして。この本で深瀬昌久に出会った。「豚を殺せ」に思い込みを吹っ飛ばされ「ベロベロ」の触感に皮膚を粟立たされて。圧倒的大著の最後、見開きの彼と対峙する緊張感。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/T7oWMCC70S
先日のブックカバー何某でも推したばっかなんだけど、やっぱりこれ一択なんだなぁ。鈴木清 @guganphoto 「流れの歌」復刻版。写真に対してこう表現するのもおかしな話だけど、ひとつひとつの写真が詩のない叙事詩みたいで大好き。 #あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/1b1TZDfeZB
— ˗ˏˋ ちゃいろ🙃 ˎˊ˗ (@qtbrowneyes) 2020年5月26日
[ DAG MADOKA MIYA by OlaRindel ]
— 司馬 雅胤 / Masatane Shiba (@shibamasatane) 2020年5月26日
ノルウェー人写真家のOlaRindalが自身の妻と息子と娘を撮影した3冊からなる作品集。
作者の家族に向けるあたたかな眼差しを感じさせ、とけるような空気を纏った美しい写真に癒される。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/T75ZaANF6r
Takinami Takahiroさん通称タカさんの、ナッシングスmirror oceanツアー記録写真集。ほんっとに素晴らしいです。別のアーティストの写真も見たい!って思った、ほんっとファン目線なの…。自費で帯同&出版でしたよね、そのあともたくさん活動されてて嬉しいです☺️#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/CPoM6gWSLs
— ももんが🍐 (@mamimume_red) 2020年5月26日
「STREET RAMBLER」中藤毅彦(2014)
— K.Hiroya (@drugstorecorner) 2020年5月27日
ラフモノクロームで世界8都市を切り取った写真集。都市の街角とそこに存在する人たちの肖像から街の音が聞こえる。
ハイライトが絶妙に残るトーンの豊かさが美しい。
全192頁の大きく重い写真集。プリントの美しさ含め所有する喜びを感じる。
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/IqGB21Uted
中藤毅彦 「Winterlicht」
— photographer_you (@wj1668) 2020年5月27日
北島敬三もそうだけど、東欧が良く似合う写真家#中藤毅彦#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/khVJna3NEc
#あなたの一押し写真集
— 紅たえこ (@beni2526taeko) 2020年5月27日
古屋誠一さんの「クリスティーネ フルヤ=ゲッスラー メモワール 1978-1985」
何度か作り直されている写真集で、奥さんが徐々に精神を病んでいき、自殺してしまう最期まで写真に収めている。
古屋さんとの関係性や、奥さんの闇が深くなっていくのが見えるような気がする。 pic.twitter.com/EzZVIEscsF
「ホタル」溝口良夫/歳の話ではない。女であることを過剰に引っ張りだすことなく独特の皮膚感覚で見つめ吸い取っている、その優しさと言うか。まずタイトルチューンの一枚に僕はトロけている。 参りました。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/2e0peSCX3P
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月27日
「木村伊兵衛の秋田」
— Dm (@Dire_Mo) 2020年5月27日
1950年代の秋田を収めた貴重な郷土資料(?)。町割りや河川の流れは変われど、山の形は今も変わらない。出てくる地名はどこも生活圏内で撮影箇所も分かる。
ここに写る人たちは僕らの祖父母、曾祖父母やその親戚、隣人たちであり、見知らぬ他人ではない。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Dl34L3IBkD
柳沢信「Untitled」:柳沢の「写真に言葉は要らない」というスタンスは、どうかするとコンセプトや作家の意図を逐一語らせようとする現在の写真シーンで今一度顧みられるべきではなかろうか。無心で頁を繰るうち、ふと柳沢の眼が降りてきた気がする一瞬がある。それが癖になる。 #あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/F4xNO2F2aV
— 久馬 衛 (@John_Munchkin) 2020年5月27日
#あなたの一押し写真集
— かねきったー (@kanekitter) 2020年5月27日
原芳市さんの『常世の虫』。装丁、写真、後書き。全て揃って「写真集」。いつ読んでも心が洗われるー。
「人は、死んで虫に化身するという伝説を聞きます。本当なのかもしれません。『常世の虫』を得たことで、ぼくは、とても、自由な気分を味わっているのです」(後書き) pic.twitter.com/e2MyGmeB1B
期間延長:5月28日~6月4日(終了前日)までのエントリー
全投稿RT敢行の #あなたの一押し写真集 ですが、今から審査が大変そう😅。期間を延ばして6月5日の24時までを募集期間としています。なお審査対象とするには最低限のレギュレーションがありますのでご確認ください。もちろん気にせず気軽にタグを使っていただくのも歓迎です。https://t.co/3uxvX5NhZt
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年5月30日
ここで審査委員三名で話し合って募集期間の延長が決定されました。
『オススメの写真集:「岩合光昭の大自然100」岩合光昭』https://t.co/Yh27DbAP0y
— ちげん@写真ノ記録 (@jigenm_) 2020年5月27日
写真は自己表現などとよく言われます。
しかしネイチャーフォトをやっている殆どの人は、そんなこととは無縁に、独自の世界観を外に求めて表現しています。
それは、自分の中,,,#あなたの一押し写真集 #岩合光昭
細川亜衣『野菜』
— はいあたん@なんかいつでも忙しい (@haia_i) 2020年5月28日
200Pを超える料理本に掲載された、100Pに及ぶ料理とその周りの写真たち。
野菜とどんな形で関わり、料理へと昇華させていくかは、その人の生き方に密接に関わった哲学になりうることが示された一冊。
写真は細川の世界を味覚へと繋げる道標となる。
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/nWb5o1lwkn
William Eggleston Ancient And Modern カラー写真は如何にして表現となりえたか。写真で表現出来るものは何か。真面目にも、気軽にも楽しめる。本屋で見て値段も見ずにレジへ行き、財布が空っぽになった思い出の写真集。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/zjRoXXLbEh
— タクヤ (@Fatuyu) 2020年5月28日
WE LOVE HONG KONG
— わたぼう (@wataphoto_nkn) 2020年5月28日
あのガスを受けたい。あれをくらわないことには、本当の香港人にはなれないんだ——。
香港人なのか、中国人なのか、日本人なのか。アイデンティティを求め雨傘運動を撮った作品。
日常を守る戦いであり、作者本人の戦いでもあり。臨場感溢れる写真集。
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/QLmslMmNJw
岡原功祐『Any Given Day』
— yas_tak (@yas_tak) 2020年5月28日
かつて半端なフィクションより凶悪・残虐なネタを提供し続けた麻薬組織メデジン・カルテル、その発祥の街メデジンの深部に入り込みリポートしたもの。せっかくの大ネタをコンタクトのみというのは伸ばせない理由があるからだ。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/jRwZR7mWXN
THE CREATION - Ernst Haas
— Bergheil (@KINAMANGHURAN) 2020年5月28日
ご存じの方も多いと思います。
自分の祖父の本棚にあったのをよく観ていて、数年前に自宅分も購入しました。自分が撮る写真とは別分野ですが、全体の構成と撮影に際しての工夫等、今でもいろんなことを考えさせてくれる写真集です。#あなたの一押し写真集
おはようもしもしあいしてる/川島小鳥
— わたぼう (@wataphoto_nkn) 2020年5月28日
日常。歩いてれば見かける日常。カメラの有無問わず見逃しそうな日常。都民なら場所もわかりそうな、そんな日常。
でも綺麗で、美しくて、輝いて、儚くて、奇妙で、笑えて、平凡を感じる。形容詞を通り越した可愛い世界が広がる写真集。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/2zzXV07L7F
オススメの写真集:「Centennial」Irving Pennhttps://t.co/pJ8tXQcJeQ
— ちげん@写真ノ記録 (@jigenm_) 2020年5月29日
写真の着眼点、トーン、構図、その他色々な技術に圧倒されました。
プロの技術はストロボだけでなく自然光においても圧倒的に発揮されることを感じました。
また、私はどちらかというと,,,#あなたの一押し写真集#IrvingPenn
Mirrors and Windows 写真の表現はここから始まったと言っても過言ではない。
— タクヤ (@Fatuyu) 2020年5月29日
1978年John Szarkowskiが84名の写真家とともに写真表現の未来を拓こうとした伝説的な写真集。手に取るまで十年以上はかかったかな。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/sdFwYpmZBc
春日昌昭『40年前の東京』
— yas_tak (@yas_tak) 2020年5月29日
東京オリンピックの頃の東京。寄りが王道とされる街撮りにあって絶妙の退きのスナップ。35mmレンズを50mmのファインダで撮ったような、あえて空間を入れて醒めた雰囲気。時代を切り取りながらも熱狂に流されないクールさがかっこいい。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Reke8P0YoN
『みさおとふくまる』伊原美代子
— もちごめ(名前変えた) (@sarunokoshikeke) 2020年5月29日
このおばあちゃんと猫の存在が尊過ぎる。ただの猫写真でなく、写真としても素晴らしい。
残すべきものを残した写真集だなと思う。
この写真集で思ったのは、尊過ぎると、可愛い過ぎるとどうすればいいのかわからず、戸惑う。戸惑いまくる。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/hyOja8jsK0
「或るもの-something」十文字美信/他人の夢の中に導かれたような空間、色、手触り。しっかり練り作り込まれた構成。全150部全てに名前が付けられ作者本人直筆にて記載されている。「本当に写真が好きな人にだけ手にして欲しい。お代はいらない」という本当に夢のような一冊.#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/RW2NLUTpHe
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月29日
木村伊兵衛写真全集(全四巻)。
— 無水教一(ムスイ キョウイチ) (@balabrossa) 2020年5月29日
写真を撮り始めて、最初に買った写真集のひとつ。
伊兵衛さんのイの字も知らずに。(苦笑)
この本と出会っていなかったら、こんなに長く写真を撮っていたとは思えない。
私の写真人生の原点です。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/zhXDD5M1ok
「林家ペー,パー子の爆笑芸能写真館」撮りたい人を撮る、撮り逃さない、カメラに収め持ち帰る、その妥協なき探究心。David Bowieまで撮りあげていた。フィルム年間700本撮りビックカメラ池袋店に専用棚まであるという。正に黄色い肌のアニーリボビッツ、極東のロバートキャパ…#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/WDLIoswZzb
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月29日
In Search of Corn Queen これぞ、いぶし銀。Mamiya 6で切り取るアメリカ。すべての写真に優しさが。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/rWVwMtg4Ic
— タクヤ (@Fatuyu) 2020年5月30日
『PARIS ET LA SEINE 巴里とセーヌ 』1936,福原信三
— 🎣 (@iui_sh) 2020年5月30日
美しく優しい光を纏ったパリの風景。福原信三の美学が詰め込まれ高貴な一冊。
実物の本を見なければ体感できないことだが、写真集が物としてとても美しい。一枚一枚に深みがあり絵画的写真集の傑作だと思っています
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/GDTxUA0dfs
ピュリツァー賞受賞写真全記録
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年5月30日
米国内での発表等の限界はあれ、戦前戦後の報道写真を主導したのがどこかを考えればこの賞の記録はある程度は報道写真、世界史そのものに重なる。作品と背景への解説も充実し、それは撮ることの困難と悲劇をも読者に突きつけるだろう。2版もあり。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/J4nGFJsYvu
山本透/表象の地平
— yas_tak (@yas_tak) 2020年5月30日
見開き4枚の写真、撮影日、自由律俳句のようなテキスト。通して読むと一つの文章になっているのだが、写真と文章とを交互に眺めていると全体の意味が消失し独立したフレーズとなる。日々撮影された写真も連続した時間から切り取った一コマであると気づく。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Mrq8YDvNGV
「OMIYAGE」三浦憲治/"YMO AGEに愛(i)を込めて" という捻りの効いたタイトル。80年ワールドツアの同行スナップがメイン。一見成功したツアに見えるが、何故顕子さんは撮られたくないとレンズを押さえたのか?なぜトランプゲームに興じたのか?写真を見てその理由を知ると涙が.#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/QeZFsHZD1T
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月30日
『ESQUISSES (エスキース) 古今東西の名レンズによるモノクロ写真作品集』吉川政英 ・ 吉川政春
— 乙城蒼无(Otusiro, Aomu) (@aomu) 2020年5月31日
20年前の中古カメラブームの頃に出版された、広角系から望遠系まで87本のレンズによるモノクロフィルム作品集。これだけ多くのレンズ作例を揃えた本が出た事は当時衝撃的だった。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/rK6iR6mcME
東京から北海道・知床に移住してアイヌ犬・ウパシと暮らす川村喜一さん。北国の雪と同じくらい真っ白な毛並みと純朴な黒い目。広い空の下で苦楽を共にする相棒の存在は彼の生活をどう変えたのだろう。奈良美智さんは「住み暮らしているからこそ撮れる無欲な写真の純粋さ!」と。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/PQM58IXQMg
— 川島絵美 (@ks8mi) 2020年5月31日
「MOTOR DRIVE」平間至/ここに来るまでに悩み疾走してきたはずだ。家業に対してのアンチテーゼ、そしてアイコンで答えを出し、その宣言がこの一冊として存在している。そして写真が"聴こえてくる"「お前、言いたいことがあるんだったら言っていいよ」と教えてくれるそんな写真集.#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/7duCmxeOGK
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月31日
『I am』で第33回木村伊兵衛賞を受賞した岡田敦さん。写真集のタイトル『ataraxia(アタラクシア)』は、不安のない心穏やかな状態という意味。常にやんわりとした心の平静を保てる境地にわたしはたどり着けるだろうか。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/3fOF6SKAWV
— 川島絵美 (@ks8mi) 2020年5月31日
深瀬昌久アーカイブスのトモコスガさんが編纂された渾身の一冊『MASAHISA FUKASE』。自身に肉薄するその迫力から「私小説家」と呼ぶ人もいたそうで、飯沢耕太郎さんは「驚くべき執着力で自己と世界との関係のあり方を探求し続けてきた写真家」と言っています。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/98tS7L6kCv
— 川島絵美 (@ks8mi) 2020年5月31日
柴田祥『津軽再考』モノクロで奏でる静かな音楽。空と地の境がなくなるほどの一面の雪景色。寒々とした津軽の寂寞感が漂う風景を切り取る写真は、少しずつノスタルジーの世界に誘う。津軽最高。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/oKiOb3zNtq
— 川島絵美 (@ks8mi) 2020年5月31日
「写真よさようなら」森山大道/画像哲学書にして撮影恐怖症カンフル剤。入り口にするとスムースインだが出口にすると後々痛いことになってしまうほどの口当たりの良さ。勘違い量産本。グレーの陰湿さと狂気。意味がわからない?意味があることが写真とするなら写真よさようなら.#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/u744H06pY8
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月31日
「Y.アーネスト・サトウ写真集」#あなたの一押し写真集
— 北二十四条低音組合 (@n24bass) 2020年5月31日
巻頭では「光と陰の詩人」などと紹介されています。 pic.twitter.com/KGjY7BYq40
まだ出てないけど #あなたの一押し写真集 。三島の提案で篠山紀信が撮ってた「男の死」。有名な聖セバスティアヌスの死など2点が「血と薔薇」創刊号で発表も、三島の自決で出版見送り、今日に至る。三島が考える男の死の集大成。彼の運命との関わりとははたして。ついに今秋アメリカで出版の運びへ! pic.twitter.com/PaBPOTLgiT
— うちばやししゅん (@Shun_Ucibayashi) 2020年5月31日
一般企業、米国政府機関、教育機関、医療機関、研究所、警察、NASA等100を超える機関が所有する200万枚の記録写真の中から59枚を選び、ナラティブな作品として再構築した。組み合わせによって元の文脈から切り離され、新たな意味と解釈が生まれるという写真の性質に迫った一冊。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/SPGaTGT9Iu
— photographia_ (@photographia_) 2020年5月31日
#あなたの一押し写真集
— 急行鷲羽ちゃん@mighty wings (@nakatai_minbu) 2020年5月31日
写真集じゃないけど「蒸気機関車」広田 尚敬
このスタイルが自分の撮影の原点だと思ってる。
伊田駅のこの写真は子供心になんて美しいんだろうと思った珠玉の1枚。 pic.twitter.com/1Uo6IBjVxm
影山光洋『芋っ子ヨッチャンの一生』
— yas_tak (@yas_tak) 2020年5月31日
戦前戦後と報道写真で活躍した作者がわずか5歳で逝った愛息との日々を記録した写真。我が子の名を冠したアルバムに「〜の一生」というタイトルをつけざるを得ない、親としてのやり切れなさと写真家としての業を深さを感じる。泣ける。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/gqMp7TShKu
一枚一枚の写真から小説の一説が浮かび上がる。
— タクヤ (@Fatuyu) 2020年5月31日
マイノリティへの距離感が秀逸。
彼女が小説家になる前、WPAの仕事をしていた1930年代の写真。彼女はWilliam EgglestonのThe Democratic Forestの序文も書いている。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/zJK9b1bAWY
改訂新版 栗林慧全仕事
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年5月31日
「アリの目で世界を見てみたい」植民地生まれの少年の心を捉えた思い。マクロ撮影でなく昆虫の視座、無限遠まで焦点の合った視界を求め、少年はカメラをレンズを機材それ自体を自ら開発し続ける。そして獲得した世界。科学とはセンス・オブ・ワンダーだ!#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/2Ty1d9uM6R
#あなたの一押し写真集
— 和 (@No216090) 2020年5月31日
潮田登久子「HATS」
ブツ撮り以上の写真郡。
帽子達のポートレイトという言葉が似合うと思う。 pic.twitter.com/1DNH0wyGsp
#あなたの一押し写真集
— 和 (@No216090) 2020年5月31日
これを写真集と言ってよいのかはわからないが、一番好きな印刷物としての写真。
印刷は決して上質なものとは言えないが、非常に生々しい。生きている。銀塩プリントとは違った、印刷の写真の見せ方を私はこれに教えてもらった。 pic.twitter.com/0thNoY7D6w
#あなたの一押し写真集
— 和 (@No216090) 2020年5月31日
「SMOKY MOUNTAIN」
ゴミの山で暮らす人々の執着を美しく写す。 pic.twitter.com/ZrzkTiCSKw
「Tokyo Dance」笠井爾示/夜の交友録そのままに。DJとして過ごし、出会いの姿を純粋に欲望と共に吸い取っている。カラー、モノクロを混載せずコーナー分けすることで一呼吸、お色直ししている。'97年第23回木村伊兵衛賞にノミネートされていたことは意外と知られていない.#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/X3l9T1d9FU
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月31日
「シビラの四季」沢渡朔/シビラ村での女優眞行寺君枝の生活を柔らかく不思議な描写で追い求めた写真集。時代の読めない光の束が最大の魅力。沢渡が持ち込んだライカレンズ、実はカビまみれ。そのお陰でこのソフトフォーカスを実現している。夢に見るようなこの効果。隠れた名作.#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/UWWvel0Chk
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年5月31日
おはようございます。#あなたの一押し写真集
— 諏訪写真機(強化買取絶賛実施中) (@suwashashinki) 2020年5月31日
というタグがあったので、細江英公の「薔薇刑」。機械による呪術、この文明的な精密機械の極度に反文明的な使用法、見えない暗渠の中を、抒情の清冽な底流がせせらぎの音を立てて流れたゐる世界なのであつた。(三島由紀夫) pic.twitter.com/hOXNysgOCA
『FLEXARET V PRAXI』ERICH EINHORN
— ありま秀丞 (@shuujou_arima) 2020年5月31日
チェコスロバキア製二眼レフ・フレクサレットの手引書的な本だが、多種多様なシチュエーションと何種類ものフィルムで撮影された写真に魅了される。ワルシャワ条約機構軍による全土侵攻、いわゆるチェコ事件のあった1968年発行。ぼくの宝物。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/kz7DVEOZES
広田尚敬『Fの時代』
— ありま秀丞 (@shuujou_arima) 2020年5月31日
車両だけでなく動かす人、働く人、利用する人、風景を絡めた鉄道の輝きを写真にした第一人者だと思う。瞬発力と懐の深さを感じる作品の数々にため息が出る。2冊買って、1冊はバラして部屋の壁に貼っていたぐらい影響が大きい写真集。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/ETexStkm2t
動物園の見物客と動物を一枚の写真に収め、両者の関係をユーモアに捉えた。客の優越感を動物が嘲笑しているようにも見え、両者は等価であるという作者のシニカルな社会的メッセージが読み取れる。1960年代の米国を代表する写真家Garry Winograndのフレームワークが光る。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/W9Y30QgCKJ
— photographia_ (@photographia_) 2020年5月31日
幼少期の記憶をもとに、母国ロシアで祖父母の家や「ダーチャ」と呼ばれる自然の家で過ごす幼い兄弟の夏を追った。厳しい冬を先に控えた短い夏の陽が、死と隣り合わせに遊ぶ子供の危うさと交錯し、一層輝く。窓から漏れる初夏の清々しい風が本書と共鳴し、不思議な感覚を覚えた。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/4BNFuR6kuR
— photographia_ (@photographia_) 2020年6月1日
#あなたの一押し写真集
— 荒井アラヤ (@AraiAraya) 2020年6月1日
トランクの中の日本:米従軍カメラマンの非公式記録 https://t.co/IAkLUNx9mV
「FLASH UP」倉田精二/劈くストロボ、このエッジ。その現場にカメラを持ち居合わせ、その瞬間に立ち会っているか、写真を撮る者の問いに答え切っている。池袋界隈の写真には当時看板描きだった末井昭さんの作品が写っている。倉田さんは今年2月に亡くなられている、ただただ残念.#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/wGF4gLbckz
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年6月1日
#あなたの一押し写真集
— sleeping sloth(チャイニーズマフィアすりすろ) (@sleepingsloth) 2020年6月1日
ロベール・ドアノーさんの『l'enfant et la colombe』(子供と鳩)
テキストがついていて絵本のようになっています。ある男の子とその子にすごく懐いてる鳩が一緒に買い物したり学校に行ったり。本人達以上に周りの人々の表情もとても良いです。子供と動物の一瞬を捉えてます。 pic.twitter.com/OOXtMlSAIf
#あなたの一押し写真集
— sleeping sloth(チャイニーズマフィアすりすろ) (@sleepingsloth) 2020年6月1日
Sleeping Beauty : Memorial Photography in America
写真を載せるのは差し控えますが、スタンリー・バーンズ氏が集めた19世紀の今現在の価値観では奇異なポートレート集。写真という永遠の中に凍結された「死」に幻惑され、かつ家族の悲しみに胸が締めつけられます。
「北帰行」井上青龍/ストレートな北朝鮮人の束の間のリアルな昭和の姿。ドキュメンタックな体を成しているが、当時の井上の恋人が北朝鮮出身で国に帰るからと告げられたことが撮影動機。「俺も北朝鮮に行く」と言い出し妻に恋愛相談している。おセンチと言えばおセンチな写真集。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Yi3evmVC7I
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年6月3日
桑沢デザイン研究所の同級生など身近な他者の眼差しを通して自己を見つめた牛腸茂雄。他者との距離について考えることの多い昨今、彼がカメラを持って詰め寄ろうとしたものを思う。アレブレボケが熱狂的に支持される中、素直な諧調を選択したことからも彼の人柄が透けて見える #あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/nK00UV2TMe
— photographia_ (@photographia_) 2020年6月3日
北海道のトラピスト男子修道院と和歌山県の婦人刑務所。遠く離れた2か所の異空間が「外部と隔絶された場所」という共通項で結び付く。制限と自由の狭間としての窓がモチーフとして繰り返し登場し、窓の外から漏れる光が内部にいる者たちの孤独や自由への希求を印象付ける。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/MUgoWVd8xa
— photographia_ (@photographia_) 2020年6月3日
「オススメの写真集:「チョートクのとうきょう散歩カメラ」田中長徳」https://t.co/py40zHVJdS
— ちげん@写真ノ記録 (@jigenm_) 2020年6月3日
アラーキー(荒木経惟)氏が時間フェチならば長徳氏は空間フェチと言っていいと思っています。
空間フェチというのは、意味に対する反骨精神と言って
...#あなたの一押し写真集#田中長徳
金村修『I CAN TELL』
— hyperneko(タシロユウキ) (@hyperneko_X) 2020年6月3日
言葉は写真を、銛で貫くように意味付ける。だが本作では、言葉は詞であり、ウタとして写真と共に響き、一体となって意識と無意識、意味と無意味、価値と有象無象の往き来へと誘う。これは都市景か。それとも我らの悪しき良識を揺さぶる「試景」か。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/mLD17vG3Me
ヤマグチゲン pictures https://t.co/xWnzpAgwLn 1980年代の共産圏のストリートフォトなんだけど、色彩も構図もすごくかっこいいの。装丁もメタリックで美しいのだけど糊綴じなので頁ごと剥がれてしまうので古本購入時要注意。写真集扱ってる書店で買うのがおすすめ#あなたの一押し写真集
— らいあ (@ext_diver) 2020年6月3日
はるかな旅
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年6月3日
撮影行為を伴わず写真といえるか?現代美術系の作品に投げかけられがちの問いだが、進駐軍の残した古洋雑誌を切り貼りして生み出されたのは、確かに写真の質感によって成立した作者独自の世界。初発のエネルギィのまま駆け抜けて去った幻の作家の傑作がここにある。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/CdSa6HkBEL
最期を迎えるならば私は何を見るのだろう。天に召される光りなのか、それとも闇の世界への入口なのか。誰もが撮ったことのない生から死へのその瞬間。シャーマン的と評されるのも頷ける。
— osamanboはハルカトミユキが推し。 (@osamanbo) 2020年6月4日
高木こずえ「MID」/ 赤々舎#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/3CfQrNBVbw
横田大輔『MATTER / BURN OUT』
— hyperneko(タシロユウキ) (@hyperneko_X) 2020年6月4日
これは火の鳥だ。進化の末に踊り場を迎えた生命や文明をリセットし、原初のドロドロの状態へと引き戻す、災厄にも似た出来事だ。「写真」は立体・物質化という究極の進化を果たした後、炎の中へと溶けてゆく。残るのは、灰か、像か、写真か。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/3zmpDPRgtj
ふとしたギターの一音に心が揺さぶられるように、一押し写真集といいつつ、刺さる写真について語る言葉が自分にないのがもどかしい。刺激を得られる写真より、そこに佇める、一方的とはいえ思いを共有できると思わせる写真が好き。写真集を手繰るのはそれほどまでに個人的な行為#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/lrDX0rza13
— ひるたオブジョイトイ(公式) (@Nagune99) 2020年6月4日
写っているのは、写真史に残る名作の「ネガ」。
— AmedeoJp (@AmedeoJp) 2020年6月3日
存命の写真家本人、またはキュレーター等が手にした一点物の原板。写真好きならたぶん何度も目にした事のある、あの作品のネガを見る事で、我々の脳内にあるポジ像の写真集が開かれるという、ひと捻りされた仕掛けが楽しめます。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/w2NVPKcR7g
最終日:6月5日(受付終了日)のエントリー
期日も迫ってきて一日あたり3~5投稿、投稿のない日もありと、だいぶん落ち着いてきたかなと思いきやの最終日、ここまで様子を見ていたのか、新規のご投稿はじめ終了間際まで出し惜しみ無しの投稿の続く一日になりました。
200年前のアメリカ、通商のための陸路を探し東進、西海岸から折り返したルートを作者は辿った。表紙の巨木を見たのは束の間、伐採され荒れた森林が現れる。かつての巨木は亡骸、土地は痩せて石だらけ。しかし最後には果樹園が現れる。
— わたぼう (@wataphoto_nkn) 2020年6月4日
人間のエゴと希望を訴えかける。
#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Rh27M91wfp
「skinny」Terry Richardson/色んな有名写真家が夫婦写真集を出しているが、正にスタイリッシュ・バカップルの本格派。底抜けの明るさと息のあった性癖、なんていう多幸感。つくづく愛には色んなスタイルがあるのだなぁ、と思わせてくれる。そしてクライマックスは出産シーンへ.#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/kwbMKtgTU7
— QcuazuhirO-Studio Works (@qm_prophet2020) 2020年6月4日
SNS上の誹謗中傷が改めて関心を集めている。複数のアカウントを運用し、幾つかの人格を使い分ける彼ら彼女らの本当の姿とは何だろう?1人400役を演じることにより、無限に増殖するペルソナを表現した澤田知子。彼女が15年以上前に示唆したものは近年、さらに重みを増している。 #あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/1TL86wNaCI
— photographia_ (@photographia_) 2020年6月4日
カメラは機械的な公正さによってそっくりそのまま世界の似姿を写し取る。写真家とはそれに身を委ねて、瞬間的な衝動にてその一瞬を瞬間に氷結させる存在なんだよなと原美樹子の写真を眺めるたびに思う。「来たるべき言葉のために」じゃないけど、言葉より先に刺さる写真。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/mn1zRqCqsB
— ひるたオブジョイトイ(公式) (@Nagune99) 2020年6月4日
キチムは夜に飛ぶ
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年6月5日
シャッターを切れば「見たまま」が写る、そうだろうか?私たちは何を「見て」いるのか。私たちの視界は多重構造で「見たまま」を取り出すには慎重な操作がいる。一見、少女に見える表紙の人物に覚えた「違和感」は、視界の層の向こう側がぐるりと裏返る合図だ。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/26lMBmUCs3
俳優ジェフ・ブリッヂスがスイング式パノラマカメラWideluxで撮影したモノクロ写真集。有名人やスタッフの素の現場が見られて楽しい。コンタクトシートも。表紙と裏表紙で一枚の写真です。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/kwOupPrNzr
— タクヤ (@Fatuyu) 2020年6月5日
写真で一番難しいことは「選ぶ」ことではないだろうか。それが写真の面白さでもあって。選ぶことの醍醐味と著名カメラマンの時間を楽しめる珠玉のコンタクトシート。
— osamanboはハルカトミユキが推し。 (@osamanbo) 2020年6月5日
Magnum Contact Sheets#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/kD8W7yygXV
最重量級 約5,5kg!
— タクヤ (@Fatuyu) 2020年6月5日
一枚一枚の写真が持つパワーも桁外れだが、見開きと本の構成で其々が更にパワーアップ。すご過ぎて言葉が見つかりません。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/ARLf7GtORb
写真というものに「絵画のような美しさ」と述べるのは写真にとって屈辱ある言葉なのかもしれない。その一目見間違うほどの世界観はフィルムでの撮影だということに時間が経った今も疑う。秀逸。
— osamanboはハルカトミユキが推し。 (@osamanbo) 2020年6月5日
Mousa / 野波浩#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/wULJXZAqWL
『 TO:KY:OO 』リアム・ウォン
— 乙城蒼无(Otusiro, Aomu) (@aomu) 2020年6月5日
現代の最先端かのような渋谷・新宿・秋葉原などの東京の風景も、夜景 + ネオンやLEDの照明 + 雨などで湿気を孕む空気により、サイバーパンクっぽく切り取られる事で、それらもアジアの雑多な風景の一つにすぎないのだという現実を直視してしまう。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/L8ewNf5Yam
〆切まで残り1時間半を切ってからのラストスパート
#あなたの一押し写真集 投稿、
— はいあたん@なんかいつでも忙しい (@haia_i) 2020年6月5日
審査受付締め切りまで1時間半を
切るところです!
150冊に近い写真集のご紹介、誠にありがとうございました!
というか、本当に見るだけで楽しいコンテストで幸せです!
まだまだ駆け込みも可能ですので、最後までよろしくお願いいたします!
概要は以下に! https://t.co/VmwVVG1WuH
コムラマイさんの初写真集『come closer』春先の庭に差す陽光の下で撮られたような柔らかさ。しかし、よく覗くと剃られていない毛、虫刺されの薄いピンクの跡形が残る滑らかな肌がわたしに迫る。植物と人の肌の対比、誰も傷つけないヌード、令和の旗手が静かに訴える作品群。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/kdK8q28rvY
— 川島絵美 (@ks8mi) 2020年6月5日
Wright Morris Photographs and Words
— タクヤ (@Fatuyu) 2020年6月5日
印刷の質が高い!
モノクロプリントの印刷は難しいのに、見事な諧調です。
印刷後にニスを印刷する方法かと思いますが、あまり自信がありません。逆にニス引かないでこの質感を出すにはどうしたらいいのだろう?#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/LP0MHd6lhg
新納翔さん『PEELING CITY』東京の上辺を舐めるような写真を絶対に残さない方だと思う。街が纏った幻影を《PEEL》し、無秩序で生々しい建築物やそこに紛れる人を写す。無機物も有機物もその内側から漏れ出る霊気のようなものがページから手に伝わる写真集。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/yJ8uYLAbAK
— 川島絵美 (@ks8mi) 2020年6月5日
#あなたの一押し写真集 木村伊兵衛写真集 パリ
— kan (@kans1948) 2020年6月5日
モノクロの盟主として君臨したと言える木村の、なぜかカラー、なぜかパリの作品。心象ではなく具体の意外なほど生々しい世界。モノクロスナップだけの人ではない。
世界昆虫記
— カメとカメラと (@fY22_dorodoro) 2020年6月5日
世界中で撮影した数々の虫、自然、環境、人。野生の昆虫を撮ることがどれだけ難しいか考えると、世界中で撮影された虫たちの写真はすごい。大群の中でのカットや超接写は見もの。発売の翌年くらいの子供の日に買ってもらった。当時小学生で、ずっと見ていた一冊。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Yq2CrlY5vY
#あなたの一押し写真集
— miffy (@miffy49807671) 2020年6月5日
E.O.HOPPE
PICTURRESQUE GRET BRITAIN 1926
彼の風景写真集の一つです。元は肖像写真師でポートレートが多く、そちらで著名になりましたが、当時の絵画調朦朧写真を否定し、写真は写真でしかないと言う感覚で撮られた風景写真は pic.twitter.com/P3cIjXZbzS
若者と対話する独特のドキュメンタリー作品のような作者のデビュー作。個々に対しての均一性が求められ、変わってる尖ってる者が爪弾きにされる、そんな時代のインタビューされている少年少女らの視線からこの都市や時代を感じられる。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/4BdooIlI6B
— 𝔹𝕚𝕨𝕒 (@biwa_ruby) 2020年6月5日
羽永光利 一〇〇〇
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年6月5日
文庫サイズでこの厚さ、圧巻の全1024頁!舞踏をはじめとする60-80年代までの日本アンダーグラウンドパフォーマンスと周辺の社会/文化の動き(無論、それが全日本的運動だったかには注意が必要としても)が、まるでその場にいるような臨場感で迫ってくる一冊。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/Rj9e6kRRuB
Red Water/野村恵子
— わたぼう (@wataphoto_nkn) 2020年6月5日
生と死、どちらかがあれば存在し、終わりがある。しかしその間には咲き誇る時、枯れる時、絶望があり、幸福があり、激しさ、静けさ、全てにおいて対比がある。
それでも終わりまで必ず続く道を進む、自然と人間の一生とその感動が詰まった写真集。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/XkvdGTWLSA
ゼロ次元 -加藤好弘と60年代
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年6月5日
いま、同種のパフォーマンスを実践して当時のインパクトは持ち得るか。碌に炎上もしないのではないか。居合わせた者は多くなく、この種の現場は往々にしてグダグダだ。メディアを通して体験された60年代、だが故に衝撃は増幅され長く反響し続けた。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/FVYnTWDyx1
深夜なので参加してみる。 #あなたの一押し写真集 『森山大道 全作品集』 大和ラヂヱーター製作所刊 https://t.co/b7MtuUyAxP 4巻セット当時の販売価格は216000円(税別)。個人で購入するのはなかなか勇気がいるので、まずは写真系の大学や写真美術館の図書館などで閲覧してみてください。
— rhythmsift (@rhythmsift) 2020年6月5日
心触風景
— 🄽𝜊𝛽𝜐𝜃𝜄𝜍𝜊 🄽𝛼𝜆𝛼𝛽𝛼𝜔𝛼𝜎𝜃𝜄 (@noburin2016nana) 2020年6月5日
アマチュア写真家「杉野安」の写真集、運よく大阪のギャラリーで一度だけ読むことができた、なんてことないただの日常風景が心が震えるような何とも言えない気持ちにさせてくれる、すべてが完成された作品に感じさせてくれる。#あなたの一押し写真集
Paul Outerbridge
— AmedeoJp (@AmedeoJp) 2020年6月5日
A Singular Aesthetic
表紙のこの造りいいでしょ。
中身もいいんだけど駆け込みなので..。#あなたの一押し写真集 pic.twitter.com/XnsU9zh8J9
エントリー終了!
#あなたの一押し写真集 企画は6月5日 午前0時を持って受付を終了しました。最後まで多数のエントリーが続き感謝です。タグとしては今後も活用いただければと思いますが、今回の審査対象としてはここまでとします。結果は後日はいあたんさんのnoteで発表されます。お楽しみに!https://t.co/kJB8pA1LNb
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年6月5日
みなさまご参加ありがとうございました。後日の結果の発表をお待ちください。途中でいただいたコメントや、また今回のご投稿をみて考えたことなどはいくつか書いてみたいと思います。
長崎に関わる写真家・写真師考
twitter上で全国47都道府県の写真家をnoteでまとめている方がいらっしゃったのに触発されて以下の様なコメントを戯れに書いてみました。
長崎に関わる写真家・写真師
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年4月28日
監督
上野彦馬
芸術的1番
永見徳太郎
不動の4番
栗林慧
燻し銀のキャッチャー
井手傳次郎
県外からの助っ人陣
山端庸介
東松照明
奈良原一高
雑賀雄二
アイドル(文字通り)
福山雅治
こんなところだろうか。もちろんまだ何人かはいるが。
twitterの文字数に制限を受けているので色々説明不足ですし、もっと追加しないといけない方々がいらっしゃるのですが、とりあえずのとっかかりして。
この次に追加するとするなら、地元の出版社から写真集を出版されていたり、長崎をテーマに自費出版をされているような方々になるでしょうか。もちろん出版はされていなくても長崎をベースに出版物を舞台にカメラマンとして活動している方もいらっしゃるし地元の美術界で活動している方々もいらっしゃる。
なにを持って、写真家・写真師とするか、中央での評価をもって基準として良いのか、など考えなければならないことは尽きないのですが、とりあえずのメモとして関連のものをスクラップしておきます。
これに地元を中心に活躍する独立リーグ的な記録をまとめれば雑にはまとめられるか。写真館の歴史は写真師会のがありはする。ただ永見徳太郎の時点(大正)で『写真の奮わないことおびただしい』と言われてしまっている体たらくだから…
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年4月28日
原爆関係は原爆資料館にいけば関わった写真家だけで名簿があるものと思われるが、閉館中。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年4月28日
おお「写真集 長崎」第十集までは確認できると言うことは、だいたい4-50年のスパンで地元の写真団体と写真家の活動を(やろうとすれば)ある程度は継続的に追えるということだな。もちろんそこから距離を置いていたり没交渉の方々も多いだろうとは予想がつくが。https://t.co/ANhfB7etxx
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年4月30日
真木満と長崎手帖の話https://t.co/inIJ06iOsU
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年4月30日
田栗奎作と長崎手帖の話https://t.co/oxuvv3ssAE
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年4月30日
三菱重工の写友会が2001年までは活動していたのが確実。今もあるのかは確認していないが写真 長崎を見れば出てくるだろう。https://t.co/Z2Lgoub7UA
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年4月30日
市村哲也が長崎を撮っていたとは知らなかった。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年4月30日
長崎―一村哲也写真集 一村 哲也 https://t.co/KQD0DiU0Ww @amazonJPさんから
一通り県図書の蔵書で郷土資料関係を検索してみたが、やはりテーマや時代にかなりの偏りがあるなと。写真館方面の資料を手に入れるしかないか。長崎と九州の。手元不如意なのだが…取材を始めるにも伝手がないわけではないがもう少し絵図を描いてからにしたい。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年4月30日
ここから展開して、元々興味を持っていた戦前の東郷堂の活動と永見徳太郎の年表で空白になっている部分が接続するというマリアージュが発生し、重点的に永見を折っているという次第なのです。
さすがに永見徳太郎の件だけは行きがかり上ある程度まとめて郷土史関係にでも持ち込まないとまた歴史の彼方に消えるし、次の浮上は期待できない。長崎出身で郷土の写真史をまとめようとした人間が戦前アマチュア写真誌にある程度通じていて、更に東郷堂を押さえている可能性が今後どれくらいあるかと。
— 1-Zoh (@afcamera_mania) 2020年5月11日
実際問題として思い上がるわけではないのですが、写真史というよりも独立した領域としての写真というジャンルそのものさえ低調となり、また東郷堂という戦前カメラ史の辺境(実際には写真史において特に戦後の名カメラマン達のスタートカメラとして機能したという意味で重要なのにほとんど無視されている)の資料をある程度集めているうえ、これまたある程度地元の郷土史や当時の文学史、また社会史に通じている人間が、さてこの先出てくる可能性を期待するくらいなら、自分がやるしかないよなと思い立ったということなのです。
永見徳太郎については近日中にまとめて、気が向いたらですがWikipediaの記述を修正しようかと。そこから見えてくる、戦後に接続しなかった、あるいは接続はしたのだけれども大文字の「カメラ史」「写真史」からは無視され、しかし実は今なお続いているし、そこを無視したからこそ写真趣味が根無し草になってしまった、そういう領域が見えてくるのでは無いか、そのようなことを考えているのです。