光画図書室閉架書庫

写真史や撮影行為にまつわるあれこれを放り込む納戸。

東郷堂

東郷堂『ナイス号 撮影法』

東郷堂のNice号の撮影マニュアルです。Nice号については以前簡易な報告をしていますが、今回入手した個体にはこれまで見たことのない撮影法の冊子が入っていました。東郷堂と暗室不要・白昼現像フィルム使用カメラについては以下の記事でまとめているのでご…

『新案特許 東郷堂製 明光印画紙 説明書』

『新案特許 東郷堂製 明光印画紙 説明書』 東郷堂 ヒット号(トウゴーカメラ・ヒツト號(下図)) 添付のもの。フィルムではなくこちらは印画紙の説明書だが、こちらも明光フィルムと同様一枚ずつ紙製の撮り枠に入っていて、注意は必要ながら焼き付けから現…

永見徳太郎(1937)「東郷堂製カメラの躍進」(「カメラクラブ(1937年5月号)」ARS社)

※ 以下は「カメラクラブ(1937年5月号)」に掲載された永見徳太郎による記事である。この号の特集は「大衆カメラの研究」であり、1937年当時の大衆の写真熱とその層にむけて売られた大衆カメラの実情が取り上げられている。 ※ 永見は東郷堂製カメラについて…

長崎に関わる写真家・写真師考

twitter上で全国47都道府県の写真家をnoteでまとめている方がいらっしゃったのに触発されて以下の様なコメントを戯れに書いてみました。 長崎に関わる写真家・写真師監督 上野彦馬芸術的1番 永見徳太郎不動の4番 栗林慧燻し銀のキャッチャー 井手傳次郎県外…

Log 2020/05 the 1st week

4月分の色々をまとめておこうと思ったのが終わらないので5月分を先にやろうかと思ったが上旬だけで既に結構な量で、そも4月分に取りかかろうとしたのも3月までを無視しないととても終わらないと言うことだったのではなかったかということを思い出すなど。 — …

「キング 『カメラセット』」簡易レポート

暗室不要・白昼現像を特徴とする戦前の子供向けカメラ=円カメラは以前レポートした東郷堂によるものが代表的ですが、東郷堂もその始祖というわけではなく、また実際にはいくつもの会社から同様の円カメラが発売されていました。そのうちの一つ「キング『カメ…

東郷堂 販促チラシ

東郷堂の当時の販促チラシが届きました。 東郷堂の特約店が「書店」だという実例を実際のチラシで確認できました。裏に手紙のような何らかの文章があるものと思ったのですが残念ながらそちら側にはなにもなく表側から併せて置かれた葉書か何かのインクがしみ…

東郷堂 専用フィルムのスキャン

前回で東郷堂の円カメラNice号について簡単に報告しましたが、東郷堂製の円カメラ用のフィルムは専用の紙製のホルダー(撮り枠)に一枚ずつ収められていて、撮影後はその撮り枠ごと専用の着色された現像液に浸すことで暗室無しで現像・定着・焼き付けが出来る…

東郷堂 Nice号(1934) 簡易報告

日本の現在のカメラ史・写真史というのはそれぞれプロ・セミプロ・マニアよりに描かれているきらいがあり、実態とズレているのではという思いがあります。 いま「東郷堂」といってもほぼ知られておらず、ネット上では海外の方がはるかに情報が詳細なのが現状…